だるい。

微熱があったりなかったり症状がでたり出なかったので(熱測るのがすき)、一日ぐだぐだしてました。
ということで笑いの大学見ました。雑多な感想なのにあげてすみません。

笑の大学 スペシャル・エディション [DVD]

笑の大学 スペシャル・エディション [DVD]

山椒ですね。小粒でぴりりと辛い。ぴりっとしてるけど小粒。そんな感じ。上品だし。
最初はカット割が細かすぎて引っかかるし、なんだか舞台で見たらあんなんなんだろうなあ、みたいな感じがすごいしたんですが、検閲官が変わり始めたあたり、この映画の承の部分、から映画としてうまいこと成り立っていくような気がしました。たぶんこれは描写が検閲官に絞られ始めたために何かが明確になるからなきがします。
あと、話の展開が速すぎる気がしたのですが、これは最後見て尺の関係上ということで納得。重要な部分は長くすべきだと思う派なので当然しかり。でも実際やるとこういう風に見えるってことを知ってちょっと勉強しました。
でもこの映画は結構観客に優しいですよね。私たちが想像で補わなきゃいけないところがそこまで多くはない。だから長いんですよね。切るとこ切ってるけど切りきれてないし。役所さんが笑いの大学座を訪れる部分は要らないかと思うんですがどうだろう。映画だしいれようか、という感じなのかどうか知らないですが、私はあれはなんだかもったいない気がする。映画と舞台の狭間の揺らぎを垣間見たような気がしてしまうくらい。他にもいっぱいあるけれど。舞台上の映像はとてもいい感じなのですが、うーん、いきなり最後に観客の間にいてもいいくらいなきがする。
そして役所さんが凄いなあ、と感嘆するばかり。この人はこんなに顔が濃いのに何で役所さんってのが見えないんだろう。どうでもいいですけど、役所さんが役所の中で役所の人やってるってちょっと面白かったです。どうでもいいです。
その後ははが好意で入れてくれた三谷さんのインタビュと舞台版を横目で見てラジオ版が一番面白そうだなあと思いました。聞いてみたい。
そして舞台版を見て気になったのは、どうして、映画版では舞台と向きを変えてるのか、ということ。わざと違いを主張しているのか、どうしてもあの部屋が良かったのか、人間が感情移入しやすい向きに沿っているのか。そんなんあったっけ。超えろッ!イマージーナリーラインッ!
そして映画は自分のペースで見れるから好きだなあと思いました。舞台版でも話の半ばくらいまでスリともしなかった私ではこの舞台の客席の雰囲気は逆効果です。
パン屋のパンがパン屋のにおいがするように舞台の人は舞台演技の香りがする。観客も。私は切り貼りしまくったりしてつくりこまれてもう変わらない映画のほうが好き。生ものもいいけど、ショウケースに飾られてしまっているものの方が好き。料理も別に素材の味が生きてなくていいと思うんだけど、どうも素材の味は重要なのがほへーと思う。感覚の違いだよっ。


舞台を先に見た人は映画は受け入れられないんだろうなということもものすごい良くわかるし、(いちおう)三谷映画だということも、SMAP稲垣吾郎が出ているということも、どうしたってもうこれはかわいそうに客観視されることのない映画なのだろう(みんなのシネマレビューをよんでて悲しくなった)。
作り手が、監督か演出家か原作脚本家かどれかか知らないけど、まずもって独立した作品として作りえていないこともひびいているとは思うけれど。でも後半は映画だし、私はいいと思うんだけどね。
赤紙のところ好きです。所詮どうあがいても戦争中ってことがわかって。これをもうちょっと浅草でうまくやれたらよかったけどね。最終日あたりにいきなりやってたのが気になったから。
あと、ごろーさんはよかったと思うけどな。だって後半には臭みが抜けててほとんど検閲官の物語たるのに何の支障もきたさないが話の登場人物足りえてたから。これは素晴らしいと思うけどな。贔屓目かな、やっぱ。


あしたになったら元気になってるといいな。


吹き替えの超巨匠広川太一郎さん死去を知る。私は世代でもないし、思い入れが凄くあるわけでもないけど、、、、、、、、、。。。。。。。