もけちゃん

今日の私は朝から気持ちがとげとげしていた。
朝からって言うよりここんとこ数日に渡ってひどくなっていってる。すんごく意地悪な人になっているって自分で感じていた。

心の中ではそれほどじゃないのにって思っていても、口から発する言葉はすごくとげとげして、まるで小学生のいじめっ子のようになってしまっている。

何が原因っていえば、原発の心配と津波災害のひどさに毎日触れてるってこともあるだろうけど、やっぱりおじいのことがどよよんと頭の上に乗っかかってるからだと思う。
全然世話がかからないし、すごくいやな目にあってるわけじゃないのに、しなきゃいけないこともあって小さな事をするだけで、それが今まで全く手を出さなくていいことだったのにって、なんで私がやって当然!!なのよって、気持ちになっちゃったりするわけで。

やっぱり人と会話をする時間がほとんどないのがいけないのかもって、昨夜久しぶりに娘と電話で小一時間話をして改めて思った。

それで昨夜気分が盛り返したのに、今朝のおじいの何気ない動作でまたまたイーーーっ!ってなってしまった。
午後からもそんな気持ちを抱えたままじゃいかんって、車で出かけた。

薬局を閉じていたところを再開させたってチラシを見たところへ久しぶりにいってみた。
そこは薬局を辞めてる間、園芸ショップ?(ガーデニングとか園芸用品とか観葉植物とか扱ってた)になっていたんだけど、どうやら改装し直して、店内の中心部分の少しのスペースに薬棚があるって風になっていた。
担当者がいないので薬の販売ができないってことで、棚にカーテンが掛けられていたのを、そっとのぞいて、私好みのお薬が前のようにちゃんとあるのを確認して、薬局スペースをぐるりと囲んでいる花や観葉植物を見て回った。


なんだこれ?って目を留めたものは、コルク栓をした小さなガラス瓶に入ったまりも。
水を換えるだけで、電灯の下でも一年でちょいと大きくなるよって、書いてあった。

直径1cmもないくらいの小さな緑色のもけもけした玉が水の中でほよよんってしてるのを眺めていた。
今私にはこれが必要じゃん!ってことで、買ってきて、台所の出窓のところへおいて、もけちゃんと呼んで愛でることにしたって訳であります。


で、いつものようにラジオを聞きながら夕食準備をし始めたのだけど、なんだかおもしろくないんで、すまアルバム(002)をきいて、心の鏡をぴっかぴかにだよねっていわれて、めりごでなかいさんのとべとべーー!を聞いて(実際には聞こえません)じゃんぷしてたら、栗のいがいがのとげとげが、金平糖の角くらいにはなったかなぁ、な夜なのであります。