慣れてきた

今週に入って、おじいがウチへ戻ってきてから丸一週間を過ぎ、やっと少し慣れてきたのか、深夜便を聞かなくてもいい日が続いている。
このままのパターンで生活できればそれほど苦痛ではない、というか、割に楽ちんである。
入院前の迷惑な泥酔おじいを思えば、今のおじいは仏様のように穏やかなまぁまぁ聞き分けのいい、ほんのり呆け老人の様子だ。

ケアマネさんの提案通り、週二日はディサービスに通い出して、生活のメリハリもつきそうだし、なによりずっとくっちゃべってくるらしいんで、帰ってくるとほとんど会話のない私よりも滑舌がいい感じになっている。
人間の機能はちゃんと使わないといけないように出来ているし、おじいを見ていると案外丈夫に出来ているような気がする。
というより、おじいの肉体があり得ないくらい強靱に出来ていたんだろう。救急搬送から一週間の様子では、とてもまともな人間生活が送れる人に戻れるとは想像できなかったくらい、けっこうなダメージを喰らってたと思うから。

一度地に落ちて拾った命なんで後は穏やかに過ごして欲しいものであります。


世間的にも大きな問題なのか、朝のNHKで立て続けに介護問題やらアルコール依存症の対応やら、そんな番組が続いていて、ほんと家族にとっても大変な事なのだなぁと、同情やら安心やらすごく身近に感じたりして。
想像してたことと、実際に起こっていることの間には大きな隔たりがある事も分かった。
ウチはけっこう恵まれているんだとも思うんで、いろんなものに感謝したり、何かで世間様にお返し出来たらいいなぁ、なんても思ったりするんであります。


ちょっと気になってることと言えば、目覚ましに携帯のアラームを使ってるんだけど、それをめりごに設定したのだよ。
今のところ、ご機嫌な感じで起きられるのだけど、中学高校時代の娘のドラえもん目覚ましのように、それがイヤーーーな曲にならないといいなぁ、と思っているのであります。