節分なので

たろうはいよいよ外での生活をする事にしたのです。

いえ、別に節分だからってわけじゃなく、夜寝る時だけ家の中のサークルに入れると、二晩続けて不満げになくようなったので、もう外でねてもらおうという事にした。

かといって、まだ雪もちらつくような寒い夜にべいんけいの小屋へ入れてしまうのはさすがに忍びない。

昼間は外へ出ないようにバリケードで囲ってある庭の中ですごして、軒下で寝ていても大丈夫だろうけど、夜半は夜露をしのげるようにしてやらないとかわいそうだし、どこで寝かせるかを夕べ考えた。


今朝夕べ思いついたようにやってみる事にしたのがこれ。

写真に撮ると公園に作ってある家のように見えるのが残念。

古新聞やおじいの畑道具やタマネギ保存物干しなんかがある物置の入り口にサークルを入れてみた。
枠だけなので風通しがとても良さそう。
下には部屋の中でもひいていた段ボールを敷き、上には家の中でも置いてあったお風呂のフタをのせ、後ろはお風呂マットで壁を作り、壁に囲まれてはいるけど側面には家の中の絨毯の上に敷いてあったレジャーシートを巻き、全面にはおやじの着られなくなった塾ちょーシャツを掛けてのれんのようにして、中には外でお座ぶ代わりにしていた私の古着にホッカイロなんぞをいれたって、説明しないとさ、すんごくみすぼらしいじゃない。
ちゃんと出入りしてるでしょ。

大きくなったのわかるかなぁ。
先週は右耳が少したれてたけど、今はもう両耳立ってるし、顔はとんがってきてどんどん犬らしくなってきた。

さっき送迎から帰って来た時には、眠そうに寝床から出てきて一緒に家の中へ入ろうとした。
それを外へ押し出したら、少しの間だけ扉の前に座っていたけど、今はもう姿が見えないからちゃんと自分の寝床へ入ったんだろうと思う。
入れてーって泣かないし。

仔犬の期間ってホントに短いね。

世話かかる時は面倒だと思うけど、手を離れていくの寂しいね。

で、今夜は手を離れていった子供たちの代わりに、一人で”ふくはーうち”ってささやきながら豆まきをした。
おじいが食後に自分の分の豆を食卓についたままぽりぽり食べてたんで、あんまり元気よく豆まきするのをためらってたけど、やってる内に楽しくなってきて、声が少し大きくなった。


おばさん一人で豆まきするってのもわびしいとちょっと楽しい だす。