素敵だ

今朝方早く何度目かの目が醒めて、いつものようにNHKテレビをラジオのイヤホンで聞いた。
教育テレビでもう一度みたい番組で、森重久彌と杉村春子の対談を放送するってスポットだった。
こりゃみなくちゃねって朝から楽しみにしていた気持ちを充分満足させてくれた。

こんなに素敵な会話を聞いたのは何年ぶりだろうねぇと、嬉しくなる。
1985年当時はこんな話ッぷりをする人にテレビで簡単に会えたはず。今では徹子さんくらいかなぁ。


”年ってもんはいっぺんにみっつもよっつもとれるもんじゃないんです。”ちゃんと年を重ねて経験を積んでで行かなきゃ人は成長しないって事をおっしゃってるおはるさん(森繁さんはそう呼ぶ)。

”人の肺腑を打つ(調べたら肺腑を衝くらしいが)役者”ってものになるにはしなきゃいけないことがうんとあって、なかなかそんな役者への道のりは遠いけど、なんとかそんな者になるように頑張ってるみたいなことを言ってる、もう充分年を重ねている森繁さん。

もうなんて素敵な舞台人なのと、ため息が出る。

そんな森繁さんがまだ叶わない事がある。それはおはるさんと一緒に舞台に立つことだとおっしゃった後のおはるさんのお返事が素敵で、、私はこれっぽっちもそんな風な言いようを持っていないのが残念。

”いやだわぁあなたおよしなさいよそんなことおっしゃるの”

こんな言葉を発するのが似合う人になりたいなぁ だす。