夏じゃん

7月になったって、こんなにくっきりはっきり(古っ)暑くならなくてもって誰かに文句を言いたくなった今日。
このところ二人で映画館ってお決まりが出来つつあり、話題作なんかはその対象になりやすくなっており、その流れで『剣岳-点の記』をみてきた。

取りたててどこがいいとか、そう言ったことはない。でも悪くない。

私は基本的に五月蠅い。おしゃべりだし落ち着きないしなんか存在が大げさなところがあるのは認める。でも、取り巻く環境は物静かな落ち着いたところが好きで、騒々しいだけのおしゃべりは嫌い(なんかみちゃってるつばさの母なんぞはいらいらする)なんである。

シタオも剣岳もBGMがとてもいい。ことさら存在感を強調するのではなく、心情にそった音楽がスクリーンの映像と重なって、とてもとても心を動かされる。そして、それがとてもとても心地よかった。

五月蠅すぎる楽曲や音が重なると、映画に対しても腹が立ってしまうんである。

今日の映画は、山の自然の厳しさや美しさや壮大さと人としての気持ちのいいありようを堪能できた映画でした とさ。
あと、映画を作るって事に、本当に本当に真剣に取り組んでいる人たちが素敵だって事もわかったよ。

日々の営みと時間の流れと巡る季節。
んー。真面目っていいなぁって思える世の中であるのが幸せなんだよな。

で、またまた巡ってきた祇園の季節。
今年はラストチャンスなので、一度はちゃんと山鉾巡行なんぞの空気を感じに行きたいと思っております。今回に限り娘の予定なんぞは無視しても京都行きは決行する覚悟であります。よろしくね。