同じ月なのに

お昼過ぎには家へ戻ってきた。
夕方送迎から戻ってきたら空に月が出ていた。
ああ、昨日京都でみた月と同じ月のはずなのに、なんでこんなに風景が違うんだろう。


提灯が揺れる鉾や何とか山と名前のついた櫓みたいなんが通りのそこここにあり、たくさんの人が行き交い、ふえやかねのBGMがずっと流れている蒸し暑い京都の町。
これ聞いて祇園祭だなと思うと、夏が来たって感じがすると、京都の人になったような事を娘が言う。

宵宵宵(宵宵山とは言うけど、宵宵宵とは言わんと思うよと言われたが)の祇園祭を目で見て耳で聞いて肌で感じて、あっつーーーい!って文句言いながら歩いてたけど、今日思い出してみるとなんだかとっても懐かしいというか、もっともっとそこにいたい気持ちになるっていうか。

真っ暗の空にあっかるいお月さん。虫の声と遠くに聞こえる車の音。すこしひんやりと感じる夜の空気。

蒸し暑かった昨日とは大違いなのが、寂しい。

娘と久々に話をしておいしいお食事をして、楽しい時はあっという間に終わってしまった。

これも昨日とは大違いなのでやっぱり寂しい。