親だから

息子の学校から親父宛に窓開き封筒が届いた。初めて見る感覚。なんだこれは?と気持ちを引き締めてあけてみた。
昨年度から子供の成績表を父兄に送る事に決めたから、息子さんの親宛にこれを送るから成績と取得単位を見といてね−って書いてある。
親切なんだかやり過ぎなんだか、私はそこまでしてくれなくてもいいと思うが、世間は違うのかしら。
確かに入学式にはくっついて行きたい子離れしてない親だ。学習状況も気になることは確かだ。学費込み(息子は全額ではないが)の仕送りはちょっと大変でもあるので、ちゃんと4年(娘は6年だが)で卒業しろと厳命が下してあるのも確かだ。
でもなぁ親元へ成績表を送っちゃうってのは、そこまで私は学校に求めていないんだけどな。
で、息子にメールで知らせておいた。
「やっかいなことしてくれるもんだ」と返信してきた。
・・・・余計な事って方が的を射てるんではないかい?と、息子の行く末を案じる母なのである。

一方娘だ。
娘からお酒が届く。なにやらのお礼なのだそうだ。ありがたく気持ちとお酒を受け取る。化粧箱入りの大吟醸だ。
思わずよだれが出そうになるが、今日は休刊日なのでそっと冷蔵庫へしまった。
明日開けるんだもんねー、るん!って、気分で、読みかけてほかっておいたレディコミを読む。
ぺらぺらめくると、この間読んだときに気になって、お取り寄せしようか、や、こんなのにいちいち反応してたら財布がもちゃしねーし今回はやめとことページを閉じた日本酒の記事が目にとまる。

あれ??さっき届いたのと同じ漢字がでないか。おおお!同じお酒だ。なんだこれ。うっそみたいじゃん、とさらにどこでどう娘と繋がったのかわからないけど、妙に嬉しくなる。
で、そこにあった小ネタ。

銘柄名は、同蔵と親交があった歌人与謝野晶子が同蔵に来て酒に舌鼓を打った時詠んだ和歌「法隆寺などゆく如し甲斐の御酒 春鶯囀のかもさるる蔵」に由来してます。

だって。

あ!だからラベルのすみっこに”晶子”って書いてあったのかな。

なんとも風流な気分になるじゃないか。
ま、家で私が開けるんじゃ、その時点でもう全く風流ではなくなるのがなんとももったいない気もする。
そんなもんだよ私はね。おいしくいただけりゃ それでいいじゃん ね。