四年経ったですか

娘の卒業式に参加してきた。
入学式の時もご父兄がたくさんいらしてたけど、今日もやっぱりたくさんいらしてた。
入学式の時は会場に行くのが遅くて薄暗いコンクリの梁だらけの別の部屋ででモニターを見ていた。それでも会場のピンと張りつめた緊張感と若い息吹が伝わってきた。

が、四年経つとこうも慣れて来るものか、厳粛な雰囲気とはほど遠いお茶らけた卒業生たち。
しょぼーいかぶり物や全身タイツやろうが嬉しそうにしていた。テレビ局もわんさかきていた。
昼に娘の部屋へ一人でもどってニュースを見ていたら、学長の挨拶より例年の恒例だというそいつらメインのニュースになっていた。

楽しけりゃいいのかと、つい父兄席で娘の高校の同級生のお母様とおしゃべりしていたら、後ろのご父兄に”お静かに!”と注意されてしまった。
どははは。すいません。
新幹線の車中で知らない人にしかられたっていうたもさんの心持ちはこんなもんだったのかな。

そういえば入学式の時も、学校へいきっぱななしの娘を見送って一人で娘の部屋でしみじみしてたよな。
あれから4年も経ったとは思えない。実感が全然わかない。
実感としてはまだ2年くらいしか経ってないような気分。
今日会っとかないともう会えない人たちがいるからって、忙しそうにしてるって事は、確実にかの地でたくさんの物を築いたんだろうと想像出来る。

親っていいなあって思う。

全然話の出来ない娘の部屋を夕方前に出てきてもう家にいる。

そう確実に時間が経ってると実感出来るのは、最寄り駅についた私を息子が車で迎えにきたってとこだね。