待つ

雪がちらつく中、北野の天神さんにお参りをしてきた。天気が悪いせいか、団体さんのバスのお客さん以外はあまり人がいなかった。
絵馬の奉納もおおせつかってきたので、絵馬に塾生の合格祈願の思いをこめて毛筆で書いてきた。
これが笑っちゃうくらいのへたくそな字なのだ。
(私の書く字を御存知の方は、ああそうそう、神様も判読にお困りよね、なんて思ってくださることでしょう)
その分おまいりを入念にしてきたので、きっと願いを聞いてくださるだろうと思う。


お昼過ぎに娘の部屋へ戻る。
近くの商店街でおそばでも食べようってお店の前へいったら、シャッターが閉まっている。
あれ?やめちゃってたっけ。
仕方なく商店街を端まで歩いて、結局「餃子のO将」へ入る。
カウンターだけの店内には、おっさんとにいちゃんしかいない。
ううっ。ここは確かに女子大生が一人ではいるような店ではないな。
なじみの客である娘のははだと悟られないようにおとなしく黙々とお皿に山盛りのあんかけあげ焼きそばを食べる。
食べても食べても減らない。黙々と食べる。
四分の三くらい食べ終わって、先が見えてきたと思ったところへ、お店のおっちゃんがにっこりしながらぽんとから揚げをひとつお皿へ乗せてくれた。
うう。嬉しいけど、食べられなかったらどうしようって大きさだ。
娘から話は聞いていたけど、こんなおばちゃんにもサービスしてくれるんだと、大変ありがたく思う。思うのだが、その気持ちとおなか具合が正比例しないのがなんだか申し訳ないんである。

モクモクと箸を口へ運びやっと食べ終わってお会計。
そのおっちゃんは「かわいいのんあげる。」って、
きてぃちゃんの風船ガムを手渡してくれた。

今朝の天神さんでも新しい出会いがあったし、今回はちょっとしたふれあいのあった京都だった。

娘が学校へ行ってる間、娘の部屋から書き込む。
今、ご飯が炊き上がるのを待っているところだ。
娘が部屋へ帰ってきたときに、ご飯が待ってるって算段だ。

今日は部屋へ帰ってくる娘を待っていられない。今回はやっぱりゆっくり話は出来なかったけど(夕べは娘が帰ってくるまでに酔っ払ってしまっていたので、やっぱり話せてないし)、それはまたのお楽しみにしておこう。

それに、急なお出かけそのにが実現するかもしれないし な。

平日の非日常 幸せを胸に いつもの家へ帰る夜 だべさ。