かなしくなる。

実家に帰ってきて4日目。私は明日朝京都に帰ります。弟は私がアメリカにいる頃に東京へと住まいを移すそうだ。となると正月など特別な時を別にして、私がふと実家に帰ってきたときに弟がいるのはこれが最後かもしれません。そう思うとかなしい。
ここのところ毎日二人で約1時間半ほどの犬の散歩をしている。ぼけた小生意気な弟だけれど、元はと言えば仲良し姉弟だし、やっぱり弟なので一緒いるとなんだか楽しいわけで、割合積極的に散歩に行くのです。それも今日が最後なのですねおそらく。
ははもちちもこれからは子供もいず、おじいさんとの三人暮らしになるのがそれはとてもかなしそうな様子だ。周りの人たちもかなしいね、寂しくなるね、と心配しているよう。私も心配なのです。でも帰ってくるわけにも行かないし、そんな気もないのでとりあえず心配だけすることにします。ああ心配だ。
人はどうしたっていつまでも一緒にいられるわけではないのですね。と、真っ先に家を出た私が言うことか、と言う気がしますが。ま、寂しいものです。
でも、目下の心配は純朴そうなぼけっとした弟が都会にもまれて変なことに巻き込まれやしないか、と言うことなのでおそらく次のゴールデンウィークに帰ってくるだろう弟の姿に期待をしたいと思います。たぶんその時には何かしらの形で私に便りが来るでしょうから。さてどうなることやら。はらはら。