旧暦で

こちらの都合で、新暦と旧暦を使い分けてる。
2月後半はいつも申告準備に追われていても、2月中にひな人形を飾る事は出来る。でも今年は申告に加えて息子の受験付き添いをしたので、おひな様を出している時間がなかった。
それでも、お人形さんに2月の風をあてなきゃと、28日に慌てて箱からお人形さんだけを出して床の間に座ってもらっていた。
進学先の決まった先週末は慌てて上京して住むとこを決め、家へ戻ってもそのままばたばたと入学手続きなどをして、やっと昨日当たりから少し落ち着いてきた。
で、毎日目の端に入ってはいたものの、見ないふりみたいにしてきた寂しげに二人で飾りも付けずに座っていたお人形さんを、今日になってやっと台座の上にきちんと飾り直すことが出来た。
親王飾りなので、お人形さんが出ていれば、後は台座と屏風と小物を出せばいいわけで、箱をごそごそやってると、僕も飾ろっと言って息子がなにやら楽しげにひな人形を飾り始めた。
娘が手伝うことがあっても、息子が手を出したのは始めての事だ。
家で過ごす時間に限りがあることを痛感しているだろう息子は、家にいる間は割に私にくっついている時間が多くなっている。
お互い口には出さないけど、そんな時間を(少しうるさいと思う時もあるが)大切にしようとしている。


今年もわが家のおひな様は旧暦の飾りにしよう。
こちらの都合で旧暦も新暦もごっちゃまぜで暦なんてあったもんじゃないが、それでもいいじゃないか。
ちょうど娘も帰ってくるし、久しぶりにゆっくり自分のひな人形を見られるんじゃないだろうか。

私のおひな様ってのも好きだったけど、もう顔なんて忘れてしまった。
娘の人形を飾るようになってからは、そちらのお人形さんを出すたびに、嬉しい気持ちになっている。
自分の家で飾るお人形が一番好きになるんだろうな。

持ち主の娘より 愛着のわく 人形飾る母 って感じかしら。