最近多いですね。

最近なんだかニュースでの温暖化特集が特に目立つようになった気がしませんか。何せ今日はつくし(ちくし)さんが丸々特集してましたからそんな様な気がするだけかもしれません。しかしやはり多いように思えます。
さて、なぜこんないまさら温暖化なのでしょうか。数ある特集のひとつに今が温暖化を食い止める最後の時期に来ているから、という発言がありましたが、そういった危機感がやっとマスコミにも伝わったからでしょうか。世界中で起こっている異常気象(と言っていいのかどうかはわかりませんが)のつかえる映像が集まってきたからでしょうか。
なんにせよ、この問題に対して一般市民が危機感を持つようになるのはいいことです。素晴らしいです。でもね、やり方が違うと思うんですよ。衝撃映像もいいんです。将来の悲観的観測もいいんです。十分に衝撃的ですから。でも、本質はそこじゃない。本当に見るべき、改めるべきは現状です。この、ひどく利己的に、環境の均衡を破り続ける、この、現状です。
おそらく、今本当に世界はやばいです。結構ありえない状況だと思います。しかし、われわれはそれを肌で体感しているのに無視している。不満を言い続けながら解消しようともせず日々を怠惰にすごしている。
啓蒙も大事だ。知識も大事だ。知らなければ行動はできませんから。けれども、知っただけではまったくもってだめです。行動こそ意味があるのですから。
そうだと言うのに、マスコミは啓蒙こそが自分たちの役割、と知識の伝達のみを仕事と考えていて、それ以上の、実際どうすればいいのかを教えてくれようとはしない。後は自分たちで考えてください、そうでないと意味がないでしょう、とまで言っているかのように突き放した態度をとっている。
確かに情報の強者が民衆を扇動してはいけない、という暗黙の了解があるのかもしれない。しかし、状況はそんな甘くはないのです。それはマスコミたち自らが教えてくれています。だから、私はもう少し行動をとるまでの線路を作って道しるべを立ててもらいたい。民衆は賢いと同時に愚かなのでそれぐらいしてあげればいいのです。情報で民衆を誘導、操作、と言う意味ではなく、わかりやすい選択肢の提示をしてもらいたいのです。さもなくば現状は動かない。地球温暖化はとめられない。
インターネットの可能性も停滞しつつある今、何だかんだいってやっぱり力のあるテレビにがんばってもらいたいです。本当に。

と、いいつつも、とりあえずアメリカ、発展途上国、技術革新国にちゃんと京都議定書、KyotoProtocolをまもんなきゃだめだっ!って言える国とか機関ができなきゃ正直無理だと思ってますけれどね。中国とロシアとインドは脅威です。あと飛行機問題も何とかしなきゃです*1。それと焼き畑農業問題とか。

とりあえず、私はレジ袋要りません運動を一人でやります。あ、袋大丈夫ですからー・・・・と消え入りそうな声で毎日言ってます。たまに聞き取ってもらえません。悲しい。あと、エアコン使いません運動。単純に空気が乾燥するのがいや、電気代が高いからいや、と言うのが理由なのは秘密です。

*1:IPCCは1999年に、全世界の二酸化炭素排出量の3.5%が航空機に起因すると報告している。ウィキぺより