ちょっと ちょっと ちょっと

8月8日にみた白昼夢はやっぱり夢ではなく現実であった。しかも、私には全く落ち度のないことが判明。
先週末、先月通帳をなくしたと思った信用金庫から電話があった。
「機械の中に通帳が残っておりましたので、連絡をしております。」
うん?なんだ?そういえば、午前中におやじに通帳記入をしてと頼んだはずのを、そのまま機械に置いてきたのか?あほや・・と、一瞬呆れたが、私の脳裏に一ヶ月前の出来事が彷彿としてきた。
もしかして?
「それの記帳されている日付はいつで止まってますか?」。
「8月7日ですね。」
それからは私の一気呵成(結局沈没を見ていないので、懺悔の気持ちをこめて)のつっこみだ。
通帳が消えてしまったのは、私がそこを離れたからだと、もの凄く反省をしていたのに、結局一ヶ月もの間その機械の中に閉じこめられていて、それを信用金庫の人が見つけることもできずに放置していたということだったのだ。
って、事は私が紛失届や新帳発行の為に使った2000円弱のお金は無駄な出費だったって事だ。
相手は、機械の中に残っていた通帳を発見して親切心満々でお知らせしてきたつもりだったのに、あっという間にやりこめられ、挙げ句の果てにお金を請求されているという事態に陥っているということを、うすらぼんやりと気が付いたようだった。
「その手数料に関しては私一人の判断はできませんので、上司と相談して改めて連絡をします。」というのが、やっとの様子だった。
という、やりとりを経て、今週の頭にその上司の人が、お詫びの印(のつもりだろう)のタオル2枚セットとその機械に挟まれていたという通帳を自宅へ持って来てくれた。
その時に、手数料の領収書と交換に現金を返してもらうつもりでいたのに、
「いや、私のポケットマネーから返すなら現金でもできるんですが、金庫からの出金は振り込みしか処理できないから口座への入金になります。」とかおっしゃる。

ちょっと、なにかい?その手数料を現金で手元へ戻すためには、わざわざ信用金庫へ出向いて出金をすると言うことをしなくちゃいけないのかい?

ちょっと ちょっと ちょっと 一体 誰のせいでこんな事になってるんだい?

ほんの少しだけいい人な私は(うそ)仕方ないわねぇと納得して、預金係の次長さんに帰っていただいた。

でも、今ひとつ、腑に落ちない 私なのであった。