格別の思い

夕方のラジオでリスナーからのハガキを読んでた。父の日に娘さんがなにかをプレゼント(食事の支度をしながらなので聞き逃してるからなにかは分からない)を貰った時に、何とも言えない思いだったというようなハガキだった。そうなんだよな、おやじって娘に何かして貰ったりするのが、それがすごく小さな事でもとてもとても嬉しいらしいのは、端で見てると面白いくらいにはっきり見て取れる。
先週おやじが誕生日だった日の夜、ご飯を食べに家へ入るなり、「今夜中に娘からお誕生日おめでとうメールが来んかったら、俺、娘の事、きらいになっちゃうぞ。」とか言ってる。
その頃娘はとても忙しい毎日(ま、今でもあまり変わらさそうだけど)を送ってて、コンサ申し込みの連絡をしたかった私とも相談出来ずにいたのに、おやじの誕生日なんて頭にないだろうから、メールなんて来るわけがないので、きらいになんてなれない娘の事をなんて言うのか楽しみにしていた。
そしたら、そんなおやじの思いが通じたのか、日付が変わる前に娘から電話が入った。申し込みの相談をして、おやじの様子を伝えておいた。
塾が終わって家へ戻ってきたおやじが、嬉しそうに開口一番「娘からメールが来たぞ」と言った。
ほんとに嬉しそうなんだよ。なんてちょろいんだろうって思ったね。いいねぇそんな父娘ってと、おやじの嬉しそうなホッとしたような顔を見て思った。
ラジオを聞いて、ほんとにおやじの娘への思いって格別なんだろうなぁって、改めて思ったね。

父の日は私たちは父をほっておいてごろちゃんに会ってたから、父の日なんてなにもしなかったけど、それに関してはなんの不満もなさそうなんだ。ま、義弟はおじいにお酒をもって来たけど、私たちはまだ何もしてないから、娘の事はとやかく言えないって事もあるんだろうけど。
いや、娘に何かを請求してるわけではないからね。