ほめられた

ぼつぼつ畑のタマネギが出来はじめたようで、おじいが玄関先にごろごろとタマネギを転がしておく日が続いている*1。全部収穫出来た後に、おじいが振り分け荷物のように4つずつ位を紐でくくって、物置の物干しにぶら下げて置いてくれる。それまでは、玄関先でごろごろとしている。
サラダに入れり、炒めたり、あれこれ形を変えて、毎日のように玄関先を片づけている。収穫が近くなると玄関先のタマネギの量が増えてくるので、そうなってくるとまるごと一気に何個かを食べられる”タマネギのまるごとスープ煮”の出番*2だ。時間は少しかかるけどとにかく簡単手間いらずな献立で、タマネギは片づくし、失敗なく美味しいし、願ったり叶ったりなのだ。
「ご飯食べれるよ」と呼びに言ったら、今日の畑で疲れたのか、1時間くらいたった後にやっとご飯を食べに来た。丸ごと2こつるつると食べた後おじいが、
「たまねぎ、美味いなー。」という。
そうなんだ、小ぶりなんだけど、とても甘くて美味しいから、
「今年もだけど、タマネギ美味しいよねー。」といつものように、タマネギの出来がいいよねといったら、
「料理がうまいでなー。」という。
ん?もしかして、私の事を褒めたのか?滅多にない事なので、とっさに喜べなかったから、私の反応を待たずに、そのままおじいは自分の部屋へ戻っていった。その扉越しの背中に、褒めてくれてありがとう、と言ってみた。
こんな日も あるから嫁も やってられる 嬉しい気分の日は素直に喜ぼう。

*1:できはじめの頃は出来具合を確認するために少しずつ畑から持って帰ってくる。

*2:お得意の今日の料理の献立