ごきげんなおやじ

京都の娘から夏物衣服の荷物が届いた。その中におやじへのイタリア土産が入っていた。
小さなジャムの瓶なんだけど、ものすごーく嬉しそうに塾へ持っていこうとしていた。
「塾へ持っててどうするの?」
「ん?飾っとく。」
「飾っといてどうするの。」
「じゃ、家に置いとく。」
「だから、ジャムを飾っといてどうするの?食べるもんじゃん。」
「あ、そうか。」
娘の帰国荷物と一緒にお土産をもらった私と息子と比べて、自分には何もなかったことにすごくいじけていたが、これで気分は上々になったようだ。
とにかく嬉しくて仕方のない様子。息子にも自慢していたらしい。親をやってるって面白いなぁ。