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中日新聞夕刊

最近、CMやTVディレクターの多くが劇場用映画でデビューしている。彼らに共通する点は、映像のテンポが速く、じっくり見せ込む描写がない。そのため映画的な広がりや劇的効果が総じて弱い。「鮫肌男と桃尻女」でデビューした石井克人はCMディレクター出身。彼もまた映像のセンスは光るが、多数の観客を引きつける魅力には欠けていた。ところが、彼の三作目の「茶の味(04年/レントラックジャパン」は現代日本の家族のあり方を描き、味わい深い作品となった。…中略…この作品は、小津安二郎の「お早よう」(59年)と見比べてみるのも一興であろう。1950年代と現代との家族のあり方が明確になる。CMディレクターから驚くべき才能が登場してきた。

自分が気に入った映画がこうやって評されているとなんだか嬉しい。ビデオの値段によっては買ってしまうかも知れない。小津安二郎の映画はちゃんと見た事がない*1ので、比べようもないが、多分見比べる事もしないだろうから一興は私とは無関係のまま。
地味ーな映画館で見たのも余計にしみじみとしてよかったかも知れない。
そういえば、まだハウルを見ていない。多分まだ間に合うだろう、なんて余裕ぶっこいてると、気が付いた時には終わってしまっている、なんてことになってしまうかも知れない。
DVDではなくてちゃんと映画館で木村さんのハウルを聞きたいと思っているんだけどな。
サメ?とかロボット?とかも続くらしいので、うかうかしてられない。うかうか?

*1:BSで1週間くらい連続で録画したのを1本も満足に見ていない、だって声が途切れ途切れだったんだもん