ひとこと

いなくなるって 本当に なくなっちゃうんだなぁ


おじいが今朝、傾斜の下りを止まりきれずに転んで鼻の頭とおでこをすりむいたって、”ほら、こんなになった!”と、私に顔を向けた。
もうおやじが消毒して、絆創膏を貼っていたので、笑えちゃう顔になっていたのだけどね。

大したけがではなく、ほんのかすり傷だが、なにせ80才を越えてるじいさんのこと。
それだけで済んでよかったじゃん。また救急車に乗らないかんかったかもしれんがね。外出るときは、杖つかないかんわ!と言ったら、そういうこっちゃと、割に素直に返事をした。

打ち所が悪かったり転び方が変だったりしたら、大事になっていたかもしれないなって思ってね。

すんごい憎たらしくて、腹が立つことが間々あるんだけど、それも相手があるから腹が立つわけで、じいさんいなくなって、私一人の時間が多くなるってことは、腹が立つこともなくなるって事なんだなぁって、少し現実味を帯びた想像をして、あんまり腹立てずに過ごせたらいいなぁって、思ったんであります。