ひとこと

お互いに 呑み込んだ言葉は はき出すな 


気をつけようね、私。
でもさ、夏期講習が始まって、おやじのからだがエラくてエラくて仕方ないのは、私にはどうしようもないでしょ。
それの八つ当たりされて、こっちだってずっとえらいえらいえらい・・・・えらいえらい、ばっかり聞いてても、だんだんそんなこと知らんがね、自分でスケジュールを組んだんだから、ちゃんと責任もってやれよ!って言いたくなるじゃない。

でだ、明日ずいぶん前にとってあった小三治さんの(人間国宝になったんだってね)落語会なんだって、ちらっと言ったら、一瞬でむかっ腹が立ってたオーラ全開!!でやんの。

おやじはそこで言葉を呑み込んだんだ。私も一気にご機嫌悪くなったのを感じだけど、それには触れずにいた。
日曜から娘の引っ越しお手伝いでお泊まりするのも決まってるし、こっちがエラい思いしとるのにふらふらふらふら出かけやがって!って、言いたいのを呑み込んだのはわかる。

気になるのは、とにかくじいさんの食事のための早起きだろう。じいさんのための食事の準備だろう。
準備といったって、私が用意しておいた物を食卓に並べるだけのことじゃないか。

自分の身体がしんどくて出来ないんだったら、娘だって息子だって他にいるんだし、じいさんを一晩預かってもらうようにしたってよかったじゃんって、言いたくなるのを私も呑み込んだんだ。

気をつけようね、私。のんだものははきだすな だよ。