薄れていくものとしっかり残っているもの

今は、しっかり残っていてもいずれは薄れていくだろうものは、すまさん5人と見つめ合った(そうなんです。妄想では無く事実なんです)ときの映像と手が触れあった感覚。
各地のファンミから、握手をした人たちの感想で、5人並んだオーラは半端なくすごかったってのがあって、自分とは全然関係ない時は、きっとそうだろう、そうだろう、って思ってた。

だから西武園に行けることになった時に、娘がライブでさぁ今から幕が開くよの暗転になった時に、”気持ち悪くなってきた”ってほとんど毎回言ってのが、すっごくよく分かった。

今から新幹線に乗るって時が、一番気持ち悪かった。そんなときにお友達から絶妙なタイミングで”いってらっしゃいメール”が届いて、どれだけ心強かった事でしょう。
それからは、相手の迷惑顧みずで、お友達たちの気持ちを巻き込んで、一緒にいる気分(私の勝手な思い込みかも?)で、西武園にいた。

とにかく来られなかった人へ、でびゅイベントの様子を伝えねばと、意気込んだものの、すまさんたちが登場した後のことは、さっぱり脳内録画が出来ないでいた。もしかして終わってから落ち着けば再生可能だった事もあったかもしれない。
それも、予想してなかった握手会がある!(まさか約いちまんにんとはしないと思っていたので)ってので、もうほとんどの部分が再生不能になったのでありました。

握手会も、スタッフはメンバーがしたいって言い出すのを戦々恐々としていたと、地方の握手会をずっと仕切ってきたらしいおばさんが言っていた。
時間的にもすまたちの体力的にもとても実現可能だとは思えなかったからと。
そんなスタッフの懸念を他所に、センターのモニターに映し出すための映像を作ってくれとメンバーに言われて、急遽作ったジュレCM・フィールダーCM・オリスマのライブ映像のつないだもの:こん時慎吾は順番待ちでプールに座ってるファンのために握手しながらぶんぶん手を振っていた・スマスマの予告スポット・等々(ほら、全部覚えてない)を、握手の順番を待たなきゃいけないファンにずっと見せていた。

それは、とにかく、メンバーがファンのことを想っての事だから、メンバーの優しい気持ちからの事だからって、だからファンの人たちもルールを守って、メンバーの手を引っ張らない、立ち止まらない、持ち帰らないって約束してくれって、何度も何度も言っていた

列を作る時は前を向いてさっさと進んで、メンバーの前に立ったら、しっかり顔を見てかに歩きで進んで下さいって。
前向きで進ませると、ファンの顔がちゃんと見られないって後からスタッフがメンバーにしかられるんです!って。
ですから、必ずかに歩きでって。

そうか、かに歩きか。
困ったなぁ。そんなにしっかり顔を見てくれなくてもいいんだけどなぁ。だって、汗まみれて慣れない化粧なんかもすっかり無くなってるだろうし、齢50越えってのは紛れもない事実なわけで、皺もたるみもあるわけで、あんまりこの夏が暑かったんで自分で髪を切ってたらすんごく短くなってしまって、でもチケは絶対当たるって信じてたから、ちょっと前に美容院へ行ってばらばらの長さをそろえる風にしたらさらに短くなって、ちっともかわいらしくなくって、困ったなぁって思いながら、人の頭の波のむこうにあるすまたちの頭を見ていた。

さぁいよいよってなって、立って歩き始めたら、いやに早くメンバーの近くについてしまって、また気持ち悪くなって来たけど、私が気持ちを巻き込んでいたお友達のメールに励まされ、大きく深呼吸をして”いざっ”って気持ちで、前へ進んだ先には、さっきまで人並みの向こうだったライトを浴びたきむらさんの立ち姿がばん!と現れた。

もう、こうなりゃ覚悟を決めて(なんの?だれも私を食べません)、列を流し隊のスタッフ(はいっはいっはいっはいっってリズムをとってる係の人もいた)に流されて、一番端のきむらさんの前に立った。
何も言えなくてもいい。とにかく見つめようって決めて、じっときむらさんの目を見た。そこできむらさんは一瞬瞳が柔らかくなってにこっと私の差し出した右手を両手でそっと包んできゅっと握った。
お友達から助言いただいたとても声には発することのできない”愛してます!”を、すんごい勢いの気持ちを私の目に集中させていたのが、通じたんじゃないかって思えた(勘違いじゃないはず)。
一瞬だったんだろうけど、とても充足した気持ちになった次はごろちゃん。
ごろちゃんはとてもごろちゃんらしくて”あ、おばさん。がっかり・・・”って、私の後の若くてきれいなおじょうさんへ目線が流れていった。ちょっと寂しかったけど、ドーランの下から吹き出している汗だくだくのごろちゃんをみて、こんなになってみんなと握手してるんだもん仕方ないよね、でも、ああ、やっぱりごろちゃん、娘と一緒に来てたら娘には優しいまなざしを向けてくれたかも(娘の気持ちを連れてくつもりで裏ドリごろうちわを持って行ってました)?って、次は慎吾ちゃん。
やっぱりじっと目の前の大きな瞳を見つめました。おばさんにも優しい慎吾ちゃん。ほんの一瞬?ってなった(何か言いたいのって風かな)次には、すんごい優しいにっこりをしてくれました。いつもは目が笑ってないって見えるけど、そん時は本当に優しいまなざしでした。私にはすんごい充足感が湧きました。
その勢いで剛。しっかり握手って風で、やっぱりじっっっと目を見つめてる私を、見る剛でした。
もう最後の中井さん。だれにも声がかけられなかったので、いかん、すま5人への気持ちをなんとか伝えなきゃって、お友達から助言をもらった(のと若干違ってたけど一人だけで考えた言葉なら呑み込んでたかも)”一生ついて行きます!!”を、中井さんのくっりくりの目を見ながら言葉にしました。
中井さんも優しい瞳で見ていたと思います。
実際に握手をしたのは私なんだけど、私のお友達たちの気持ちも一緒に握手をしてきたんだと思っています。

実際に計測したらすっごくあっという間だったかもしれないけど、今思っても、全然短い時間じゃ無かった。5人並んだオーラはすごいって言われてたけど、私には感じなかった。あるとすれば、目の前のものをすべて受け入れてくれるような包み込むオーラだったんじゃないかな。

ライブの花道を5人でセンターへ向かって進んでくる時に感じたそれこそ半端ない力強い輝きを放ってるオーラと全く違うものだった。

そこにはわたしがずっっと見つめてきていた5人がいた。結成当時の6人は知らないけれど、あの頃の気持ちを持ち続けてファンの前にいる5人だったと私は感じた。

そいで、絶対あの子たちはファンのことを置き去りにはしないと感じた。
今年は不本意な形でしかコミュニケーションを取れなかったと悔しがってるのは、ライブも無くてすまに会えなかった大部分の悔しい思いのファンではなく、あの子たち自身なのだろうと思うのは、イタイファンのひいき目では無いと思うんであります。


今目の前にいる約いちまんのファンと一緒にいる来られなかったファンの気持ちをあの子たちはちゃんとちゃんとちゃんと(何度でも言います)分かっててくれてます。

ですから、すまのファンでいる限り、絶対またすまにライブで会えます。
私は中井さんに宣言したので、あいつが逃げようともぜったい追いかけ回してはなさないんであります。



ちと、イタキモイ記事ですが、今の私の気持ちなのであります。とりあえず、あーーーーぷっ(照れ隠し)!