惜しいなぁ

来週末に藤原の舞台をみる。
本当は井上ひさし書き下ろしのはずだったのが、天に召されてしまったので演目が『黙阿弥オペラ』になった。
ということで、昨日から予習開始して、今日の午後から美容院で読了した。

藤原の台詞回しを想像しながら読んでいると、もう声が聞こえそうなくらいに思えたり、とても当日が楽しみになったのだけど、反面とてもとても残念な気持ちにもなった。

藤原の演じる沖縄で生き残った日本兵ってのがみたかった。
どうやってあの沖縄戦を(私の触れたものでしか知らないけど)とらえて、ご見物衆を喜ばせてくれるのか、楽しませてくれるのか、ああここに来られてよかったと思わせてくれるのか。

亡くなったというニュースの時にはそれほど残念には思わなかったけど、久しぶりに井上ひさし読んで『木の上の軍隊』を完成させていて欲しかったなぁと本当に残念に思えた。

知らないでいれば、知らないってことも気付かないで過ごすのだけれど、何かを知って感じるってことは気持ちのよいことなのだなと思ったのでありました。

もちろん車移動中はアルバムすまを聞いてなぞって歌うんであります。今度のはここ何年かと違ってわりにすんなり入ってきてこれまた気持ちいいんであります(2曲ほど歌詞は無視してメロディーだけ聴くようにして)。