営業さんのお仕事

おじいもおやじも自営業だし、私の実家も自営業だったので、会社の営業さんってお仕事がどういうものがあんまりわからない。
自家用に乗ってるBMWが来年の3月に二度目の車検になる。そこでかかる費用とその先に故障するであろう修理費用などを考え、それだけの費用をかけて遠くない将来に買い換えるとしたら、車検時に買い換えてしまった方が得策ではなかろうかと、ディーラーに声をかけてみたのが夏前。
この不景気のあおりを受けているからだろうが、家だってそんなに余裕のあるわけじゃない。車検と買い換えの天秤をかけて、年度末までに態度と覚悟を決めるつもりだった。

が、いつもの担当さんがいやに積極的に売り込みにくる。何度も電話や直接のやりとりをして、結局担当さんの意向通りに9月中に新車登録ってな運びに、あれよあれよと決まってしまった。

私が出かける前の週末はまだまだそんな具体的な話じゃなかったのに、留守中から今日までの間に話が動いて明日契約を交わすなんて事になってしまった。

あれ??おかしいなぁ。そんなつもりじゃなかったはずなのに。なんて、ぼんやり思いながら洗濯物を取り込んでいて、ああ、これが営業さんのお仕事なんだなぁと実感した。

子供たちが保育園の頃からお付き合いが始まったディーラーさんだが、今の担当の人とはかれこれもう10年くらいになるんだ。その前の人たちは短い期間で変わっていったのに、今の担当さんは長いよねぇなんておやじと話していたが、なるほどこういう力を持っていた人なんだなあと、外見の優男ぶりからはわからなかった秘めていた力をみた気がした。

いやなに、こっちも結構無理難題を言ってみたりしたが、それで全く引き下がったりせず、かえってすごい食いつきで攻められて、結局こっちがつり上げられてしまったってことだ。

本当に車が売れないので、この決算期になんとか一台でも新車登録をしたいって事だったらしいが、家としても全く損をする話ではないので、お互いよかったねってことなんだろうな。

とどまっているよりは動きがあった方がいいんだよ なににおいても だろうな。

てなことで、少々テンションが上がったのもよかったことであります。