不覚にも

りょうさんにでていたお侍さん田口で泣いてしまった。
人きり侍の汚名を着せられ、誰にも知られずひっそりと死んでしまって、成仏できない幽霊になってる田口が、なかなかよくできていて、思わずほろほろと涙を流してしまった。

演出家の意図なのか、役者本人のつくりなのかわからないりょうさんのテンションが、とても痛々しくて見てられないと前回までは思っていた。

万里の長城で二人三脚をしながらつよちゃんが、”悟空でしょ、はっとりくんでしょ、で、今りょうさんじゃん。そんな俳優、日本に他にはいないよ。すごいよ、慎吾は。”って、言ってた。

3回目にして、私もやっと、慎吾はすごいぞ、並大抵の心持ちではあのりょうさんは出来ないだろうから、このままこれをやりきってしまうのならば（今は確実行ってしまうと私も思ってるし、本人は最初からその心意気だっただろう）、ますます慎吾は大きくなるだろうと思えた。
大きくなった先のオフブロードウェイのミュージカルは見られないけど、凱旋公演はぜひ見てみたいと思う。でもなぁ、チケ取りは熾烈を極めるだろうから心してかからずばなるまい。って、合ってるか、言葉遣い。

でだ。今朝偶然ほんの一瞬だけみた、あじいちなかい。
なんで今あれが出来ないんだあいつは。

月・火を休肝日と決めている。だが、ここ3週間ほどそれを守っていない。日曜夜に飲み残したビール缶の中身を捨てるのがもったいなくて、月曜朝にラップをして冷蔵庫に入れておく。
月・火は休肝日だが、水曜日までそのままにして置いては、さすがにまずくて飲めないだろう。ほどよくアルコールも抜けてるだろうから、月曜夜に飲んでしまった方がいいだろうから、飲んでしまえ。
で、月曜に気の抜けた冷たい残りビールを飲む。
翌火曜。昨夜も飲んだし、少しくらいなら寝酒でいいじゃんって、いつものようにやっすい紙パック日本酒を飲む。
ただ、これはなんというか、自分にすっごいいいわけをしながら飲んでいるんであって、休肝日あけの水曜とは、飲みっぷりが違うから大丈夫、なんて思っている。

これは自分が自分にいいわけをしながら、飲むって行為を認めちゃってるんである。

で、なにが言いたいかってぇと、この自分で自分に言い訳してこれでいいよねってって、それが今TVの中にいるのが中井さんなんじゃないかって、今朝の味いち中井を見て思ったのでした。

どうしてそんな風に思ったのかはよくわからないし、今はほろ酔いなのでこの辺で、どっとはらい。