昨日のこと

なんと樋田耳鼻科の特別外来を受診したのは4年ぶりだそうで、「まぁあぁ久しぶり。今日はどうした?」と、受診時間ぎりぎりに飛び込んだ私を、先生は少しだけ懐かしそうに迎えてくれた。
「もう、どうにも体の中のバランスが悪くて。」
「おお。本当だ。どうした?なんでこんな事になっとる?」と、ばかばかに開くおーりんぐに驚かれる。

先生は私の体にあれこれ専門用語でたずねられ、私の体からの答えを聞き出してくれた。
胃に小さなポリープがあるけど心配ないよって言われた健診のこととか、更年期の症状かもしれない風邪の直らなさ具合なんかを話したら、
「んー。どっちが先なんだろうねぇ。気持ちと身体と。気持ちがそうだから身体に表れるのか、身体がそうだから気持ちが乱れるのか。」とおっしゃる。
それに自己評価が低すぎるんだと。目標はちゃんと置くべきだし、そのレベルは下の方じゃなくて上に置くんだよ。でもそれが高すぎるんだったら、一気に行かなくても、少しずつのぼっていけばいいんだよ、ってな話と、自分のことをちゃんとかわいがってあげなきゃいけないよってな話を聞く。

聞きながら、あれ?私って就活疲れの娘にそんな事言ったことがあったよ、と気づいた。
娘と自分の似たところって全然気づかなかったけど、なんだ、やっぱり似たような気持ちの持ち方をしてたんだと、初めて気づいた。あははは、親子なんだねぇ。

思ったようにあれこれ出来なくて、自分ではそれほど気にしてるように思ってなかったけど、やっぱり心の底の方ではすごく苦にしていたんだと自分で無理矢理押し込めていた気持ちを表に出してもらった。

それで、出来なかった事なんてきっと多分たいしたことではなくて、大きな事故なんかなくてつつがなく一日が終わればそれでいいって事なんだよ。

なにも出来なくて寝て過ごした一日だったとしても、”今日も一日よく生きました”でいいんだと、今の私は思うことにしたんであります。

なにはなくとも ちゃんと前さえ向いてれば いいんだよ ってね。あと、おてんとうさまに恥ずかしくないように だな。


もう一つ昨日のこと。
つよちゃんは35歳になりました。ドラマも少々目をつぶればまぁまぁいい出来だと思いました。私の好物の凄みきかせたすさんだ目もところどころで見られて久しぶりにうっとりしました。
でも、生ででてたつよちゃんは誕生日お祝いムードをまとってなくてちょっと心配になりました。
いろんな事を自分で考えられる大人になって欲しいと思ったりしたんでありました。
なにはともあれ 35歳のつよちゃんに幸あれ