ちと怒っていいですか?

スーパーでお買い物中、カートにたくさんペットボトルを入れてるおばさんが、おもむろに一本取り上げて、ぎゅぎゅっとふたを開けて一口二口飲んで、首をかしげていた。
ちょうどペットボトルを開けてるところですれ違ったんで、その先どうするのか気になってこっそり視線を送ってみたんだ。
どうやら、味見をしたかったらしく、首をかしげた後きゅきゅっと栓をしてそれをカートの中に入れていた。

でもさ、カートの中に入れたところで、レジを通ってお金を払うまではお店のものなんじゃないか。
そんな疑問が胸の中に拡がった。

お金を払えばいいんでしょ!って、それはそうかもしれないけど、なにか心の有りようが違う気がする。


それと同じような気持ちにさせられた夕方。
あんまし ちっちぇー!ってな事なんで、

冬期講習から新しくきてくれていた中2男子のご母堂から、そのまま続けて入塾したいとありがたいお電話があった。塾生に動きのないこの時期に本当にありがたいと思いつつ、お話をしていた。

”で、送迎のことなんですけど、お迎えの時はおうちの前でのせていただけるんですが、旦那さんですよね、でも、帰りの時はその先の広いところでおろされるんですけど、”
”はい、帰りは私です。ここでいい?て聞いたら、はいって言われたんで。”
”もう、ほんとにうちの子、大人しくって、なかなか言いたい事が言えないんですよ。ですから、もう3軒前で止まっていただけませんか。そこが家なんです。”
”何か目印はありますか?”
”いえ。明日の夜私が立っていましょうか?”

そんなまっくらなところで、立っていられたって確認出来るわけないでしょう。とは、とても言えないが、
”いえ、きっと見過ごしてしまうので、お子さんにもう少し手前から、あの辺ですって言ってくださるようにゆっておいてください。”と、言った。


最初に、申し込みの電話を受けた時には、私がいつも止まっているところでいいという話しだった。
そういうお約束をしたつもりだった。
おやじがお迎えに行く時には、家の前で立っている(さっき初めて聞いた)からそこでバスを止めるのは当たり前だろう、という。そうだ、その通りだ。

だけど、私はそれを知らないし、当のお子はそこでいいという(最初から数回は確認している)ので、止めやすい駐車場になっているところで降りてもらっていた。カーブになってるすぐ先に、さほど広くない道路にいきなり止まってる車があるのはどうかと思うじゃないか。

なのに、おやじはちゃんと拾ってくれるのに、私には家を行き過ぎて3軒先で降ろされちゃうから、ちゃんと家の前で息子を降ろしてよって、文句つけられてる気がした。

そうです。お月謝をいただいている大事なお方です。
でも、なんかなぁ。
送迎費は隣接の学区からは頂いていませんって、最初に説明した時には、皆さん、それはありがたいですと、おっしゃるけど、いざ、送迎されて塾に通うようになると、ご自分たちのいろいろな要求を、月謝払ってるから当たり前でしょっていう風に言われるようになる。


それは、今晩のこの方だけではない。
ここ、数年どんどん頻度が高くなってる。

自由と自分勝手の違いを知らない人が多くなりすぎてる気がする。

そろそろ、お酒が回ってきてるんでこの辺で。