要観察

なんであんなに混むんだってくらいどんどん人が増えてく待合室で待つ事1時間。だいたい診察券を入れに行った時には待合室は人があふれてて座る場所もないんで、近くの喫茶店で小一時間時間を過ごしたあとに待合室に戻ったというのにだ。
ま、ばあさんがほとんどで、こんなに混んでるんじゃホントに具合の悪い時にはこれんねとか話してる小さな町医者だ。
なぜだかそこにマンモグラフィが置いてあるんで二年に一度健康診断受診とその結果を聞きに行く時に、そのばあさんたちの仲間入りをすることになる。
で、今日結果を聞きに検診友(なんだそれ?)と一緒に出かけたってわけで。
呼ばれて座って目の前に私の検診結果が広げてあって、”ポリープ”って文字が見えた。
んん?気になるも先生はそれにはなかなか触れない。

乳がんOK、大腸がんOK、肺がんOKで、最後に胃がんバリウム写真を何枚か見せながら、
”ここにポリープがありまして、でもとても小さいですし、形も変なものではないので、全く心配はいいりません。ポリープがありますよって、それを聞いただけってことです。それでも結果としては要観察ですので、一年に一度は受診してくださいね”って事だった。

”あの注射の後がずっと痛くって、一年に一度ですかぁ・・・”と、返事をした。
”胃の動きを止めるんで仕方ないんですよ”だそうで。
はぁと気のない返事をして、先生にお礼を言って診察室を出た。

一緒に行った友人はすべて異常なしだった。それでも一年ごとに受診してくださいねと言われたという。

二時間近い待ち時間と、バリウム前後の苦痛とあの注射の痛さを思うと、二の足を踏むが、それはまた来年のその時にってことで。

休肝日を入れながら今のような状態でお酒を飲んでも大丈夫って事がわかっただけでもよかったなって思う。


正直なところ、もしかして何か見つかって余命が限られたとしてもそれはそれでいいかもねって、自分の事だけ考えたら思っていたんだけど、娘や息子にとってまだまだ必要な存在であるのなら元気でいるべきなのだろうとも思った。

それぞれが親がいなくてもちゃんと支え合える関係(心身ともにね)の人と巡り会えるまでは、頼りになる親でいたいと、なんでか今回は思ったんである。

まだちゃんと子供たちの「はは」でいられることに心底よかったなぁと思ったんであります。

おまけ。この先のスマコン(何年続こうとも)にも参加出来る喜びもかみしめておるんであります。