初登頂

土曜に帰ってきた息子が、今回はいつもよりもわりと家でのんびりと過ごして明日の朝東京へ戻る。
今回の帰省で行きたいところがあるという。
帰省直前まできむらさんが携帯のCMをしてる会社のサマーインターンシップを受けてきて、そこで一緒のグループになった人に、名古屋と言えばマウンテンでしょってな事を言われたんで、行きたいんだけどと言いながら結局今日しか行けなくなっていた。
同級生に声をかけられなくて、私と二人で行く事になったここ。

おじいとおやじの昼ご飯の用意をして11時頃出発。ルート選択を間違えて思ったより時間がかかったが、12時ちょい過ぎにお店に到着。
ネットで見た時は広そうに見えた駐車場が満車だが、無理矢理のスペースに停めて店内へ。
名前を知らせるでもなく順番を待つ事10数分。その間にもどんどんお客さんがたまる。タクシーで来られるちょっと年配のご家族風。女子大生グループ。ネットで知り合った風の金八な長髪2名を含む男性グループ。デート中の会社員風な人たち。
なんとも、様々な人模様で、母息子で来ても全然違和感なくそこにいられたのはよかったことであった。

で、私たちの食べたもの。
私のはピカンテピラフ激辛
息子は行く前から決めてたこれ

息子のはとにかく甘い。麺もソースもとにかく甘くて、あの何を食べても美味しいよっていう息子が苦戦してる。
私のは激辛と謳ってある割には、それほど辛くない。娘と一緒に行った東京みっどたうんのかれーやさんのからーいカレーの方が、段違いに辛くて美味しい。
だいいち、大忙しだったせいなのか、みじん切りにしたかった包丁目の残ったたまねぎが4×3(cm)くらいの大きさで、お皿のあちこちにちりばめられている。しかも、炒め方が甘くて5割方”生”なのだ。
それと、ほとんどが赤色ご飯なのだが、ところどころにごろごろっと白いままの固まりご飯が混じっている。

激辛は少し苦手な息子がそこ辺りを食べ、頭が痛くなるほど甘いスパを私が少し辛いご飯とかわりばんこに食べてどちらの料理も完食。

周りを伺えば、大学サークルできましたって感じのグループ以外は、私たちと同じようなオーダーのお皿が半分以上食べられずに残っている。

ひどいところは、ほとんど手つかずじゃね?ってくらいお皿の上が片付いていない。

息子と二人で、私たち勝ったね、と鼻たーかだかで胸を張ってお店を後にしたのであった。


このお店へ並んでまでも入りたい人たちはある程度の覚悟をしてくるはずだろうが、その想像を大いに上回る料理が出てくるのであろう。
いくら箸(フォークやスプーン)が進まないお味だろうと、皆さんもう少し食べる努力をして欲しいと、二人で小さな怒りを胸に抱いたのであった。

いったいお店の一日の残飯はどれくらいの量で、その行き先はどこだろうって、なんとも空しい気持ちになった私たちなのでした。


でもなんだか気になる他のメニュー。
今度は・・・・って気になるのは、”そこに山があるから”と同じなのかもしれない。

再登頂はいつ誰と? だな。