眠くて眠くて

だめだぁ。
覚え書き一つ。
だんしとくまかわてつやは似てると気づいた。

だんしの10時間ってのをHDDから片付けようと見始めた。
その前に熊川の振り付けた第九をみた。交響曲を目で見えるようにしたんだね。
あれは耳の聞こえない人にもわかる音楽だ。
熊川が何を表現したいって思ってるのかのほんの少しの部分を感じた気がした。譜面の音符一音一音が意志を持って動けるんだったら、ああやって踊り出すんだろうな。

で、だんしだ。
古典落語の会話だけで想像する世界を、自分の理解したところでもう一度再構築しちゃって、ものすごーく丁寧に説明されてる気持ちになった。

あれ、この気持ち最近味わった気がする。ああそうだ。熊川の振り付けと同じだって思ったのだ。

だんしの落語は聞いた事がなかったし、あの横柄なしゃべり方やだみ声がいやだったし、だんしって人はただうるさいいちゃもんをつけるへんちくりん頑固おやじとしか思ってなかったから、こんなに丁寧なアツイ噺をするので驚いた。

唐突に思い出した。教育実習はほとんど評価はAかBだよ、Cなんて滅多につけられないからって言われてたのに、私は担当教官からCがつけられた。
理由は、授業が子供たちにとって簡単すぎるってことだった。
もっと出来る子に照準をあわせなきゃだめだと言われたのだった。前にも言ったと思うけど、一緒にお弁当食べてた子が、国語が大嫌いって言ってたから、なんとかその子に国語の面白さを感じてもらおうって考えた授業だったからそれで出来る子には簡単すぎたらしい。

で、バレエと落語だ。
全部全部説明されちゃうと自分で考えたり推理したり想像したりする面白さがなくなっちゃってつまらないって思えちゃうんだ。

熊川の振り付けもだんしの落語もその辺の計算がとても上手くできていると感じた。

なんだかわかんないけど、面白い人たちだ。

英語のセンセイしてる時には、ちゃんと少しずつハードルをあげてるつもりなんだけどね。今時のお子はね・・・の話はまたの機会に。