行ってきた。


ということでオランダ・ベルギーに7泊9日間卒業旅行に行ってきました。お絵かき機能って楽しいですね。
航空券と宿泊、長距離移動の列車だけをセットしてくれる格安ツアー提供元、阪急交通社はなぜかやたらと安いのでスペインに引き続き利用しました。おそらく自分で設定するより安いんじゃなかろうか、とも思っています。
25日。
まずは朝6時おきで関空に向かう。私は眠かったので寝ていたのですが、同行者は必死でパスポートを探していたらしい。はらはら。
空港で無事チケットを受け取り、手荷物検査を受けたあと、隣の研究室の友達に偶然会う。びっくり。どうも同じ飛行機のよう。向こうはドイツ10日間だそうで、一日延泊するうちらよりもさらに一日長くて非常にうらやましい。しかしオランダ経由便なのがすこし・ふしぎSFだ。
今回は乗換えが無くてすごい楽で、17時ごろにはアムステルダムに着く。とりあえず見知らぬ街だし、こわいので、荷物を置いて食料の買出しに行くもののパンを買い、クロケットを駅の自販で買い、マックでクロケットバーガーを買って晩御飯としました。
寝支度しようとシャワー室に入ると驚愕の事実が。バスタブないし、入り口付近の床へこんでるし、あるはずのセーフティーボックスないし、何よりもシャワーが放射状に放出されて体に当てられないという。疲れをうまく取れないまま就寝へ。いいホテルだと聞いていたのに。なんかそこらじゅう改装中で臭いし。
26日。
7時おきで行動開始。どっかの鉄道局で行き方をたずね、バス停を探す。凄い曇り空で心配になる。

すっごいスピードで走るバスに予定より10分も短い40分間乗車し、風車の町ザーンセスカンスへ。降りたとき親切な運転手さんに友達がのど飴の紙で作った折鶴を渡し、なんだか1時間後うんちゃくんちゃら言っているもののよくわかんないからセンキューといって入口へのと向かう。ちなみにすでに凄い嵐。びゅごーとか言ってる。
入り口で謎の係員に写真を取られた後、入場料を払うことなく中へ。

ザーンセスカンスの風車群。晴れてたらいい景色だろうけど。とにかく雨と凄い風それどこじゃない。
見学できるはずの風車もしまっており、悲しい。

本来は通ってくる予定の橋が架け替え中。
なので、渡し舟(迷惑かけてるのでタダ、らしい)に乗っていくが、天井が無いのでやったら雨風が目にしみる。川近くてこわいし。
本当はそのままユトレヒトに行く予定だったのですが体が冷えすぎててこのままだったらやばい、ということでとりあえず一旦ホテルに帰ることに。
服を乾かして買ってきたケーキを食べて再出発。
ユトレヒトはミッフィが生まれた町。そこに古城を見に行く。
ユトレヒトについてバスで向かったものの、最寄バス停からやったら遠い上、内部ツアーの時間が迫っていたため走る。ちなみにこのときはもうはれてて凄いきれいな景色が続いているため気分的には走りやすい。入り口がわからず工事のお兄さんに教えてもらい、なんとか中に入るものの、チケットほしい、といってもここじゃここじゃ買えない、どこから入ってきたのあんたら、みたいに言われて困る。なんとか入りたいと必死に(雰囲気で)訴えると、とりあえずお金貰うからこっちおいで、といわれてなんとか途中参加を認めてもらう。日本人だ、というと解説書をくれた。
中は撮影禁止なので見せられませんが、まあすっごいきれいでした。贅を尽くして集めた東西を問わない美術品の収集ぶり。中には将軍家の女性用の籠も。今も一年で一ヶ月は城主たちが暮らしているそうでまあなんと贅沢な。

こんな道を走る。凄い長い。

城を出たらこんなに晴れてる。

こんな城。

こっちは工事中。
城を出たら5時近くでもう店が閉まる時間なので、とりあえずユトレヒト中央駅まで戻り(バス1時間待つ)、周りの視線をやたら感じるAWAYな空間でご飯を食べる。アジア人なぞあまり来ないんだろうなあ。その後ホテルへ帰る。とにかく嵐が予定外過ぎでした。
27日。
あるいて回る予定でしたが、昨日と打って変わっての晴れなうえ、せっかく自転車の町なので自転車を借りることに。あっちの主流はフットブレーキなのですがこわいのでちょっと高めのハンドブレーキに。12.5ユーロくらい。

マックバイク。これで走りました。
ちなみに想像以上にあったかくて予定より薄着でした。
まずはアンネ・フランクの家へと向かうが迷う。途中老夫婦に道を教えてもらい、なんとかつくと、すでに人が並んでる。今までまったく見なかった日本人の声が聞こえ、観光地に着いたと思う。
中の展示をみんな真剣に見ていてすごいと思いました。壁にアンネの日記の一説が書かれており、日を追うごとに内容が深刻化していることに胸を痛める。しかしオランダにあるとは知りませんでした。
その後おひるごはんをかねてオランダ名物パンケーキ屋へ。

パンケーキ。意外と薄いがでかいのでボリューミー。
凄い甘いがおいしい。これはいいです。
近くの教会はこの時期公開していないらしいので(自転車屋の兄さんに勧められたのに)次にレンブラントフェルメールを見に行くために美術館へ。サイクリングをかねているためちょっと遠回りして自転車屋のお兄さんに行っておいでといわれた公園に寄り道。

アムステルダムは本当に道が平坦で凄く走りやすい。公園は町の憩い場でサイクリングにもジョギングにも適していて凄い気持ちいい。

ここが美術館。凄いでかいが、ただいま改装中なので4分の一しか動けない。
ここには有名なレンブラントの夜景やらフェルメールの手紙を読む女やらがあるちょっと凄いとこ。
荷物もタダで預かってくれて嬉しい。
レンブラントは写真で見るよりもずっと明るい。だからこそ陰影が際立って確かに光の魔術師だなあと思う(違うっけ)。とにかく顔の生きた感じがほかの人たちのよりもずっとあって凄いと思う。フェルメールも本当に一瞬を切り取ったかのようではっとする。
夜警もあったのですが、私はそれよりアムステルダム布地ギルドの見本監査官達がいいなあ。

工事中では入れなかった部分。でも4分の一でも2時間弱いたので全部見れたらほんとに一日使ってしまうだろうし、くたくたになると思う。
その後ちょっと休憩。入った先のカフェで友達が魔女みたいなトイレばあさんに使用料を巻き上げられた。ショッピングストリートでちょっとこじゃれた雑貨屋とか入った後、観光名所の王宮へ。

ベアトリクスはちがうとこにいるから主に迎賓館として機能中らしい。その後近くのお土産屋をめぐり、ザラで服を買って下世話なお土産に眉をひそめて(笑)帰途に着く。
そのとき中央駅向きに大通りを帰ると右側に明るい地域が。

うわさの飾り窓地区。昼も近寄っちゃダメ。地元のガイドブックでさえ近づくなと書いてある。偽もんのヘビードラッグ売りつけられるからって。大麻しか合法じゃなし、安もんはよくないからね。

前向くと中央駅が見れる抜群の好立地にこの国公認赤線。
しかしほんとにamsterdam is free cityでした。
自転車をホテル前にとめてご飯の買出しに。町でよく見かけた鍋を振って炒め物をテイクアウトできるお店でチャーハンと焼きそばを買う。おいしいしいっぱいで大満足。チェーン店のようで日本にもほしいなあと思う。帰り道で買ったオランダビールハイネケンで軽く乾杯。
オランダ編終わり。