05・11・10

なんの期日かと言えば、今はやりの(はやり?)さる食品に記載されている賞味期限である。
それは、保存用の冷蔵庫の野菜室でずっと寝かされ続けてきた切り餅(一個包装)である。
見た目はずっっと白い餅のままで、個別包装の袋も多少ふくらんでいるか?って程度であった。
これは、05年の正月の不足用に買ったのだけど、すぐに食べなくても非常食になるから構わないと思ったのであった。
それからはや何年?さすがにこのまま保存しておくのもマズいんじゃなかろうかと気になってきたのである。
かといって、そのまま弁慶に食べさせるのも忍びないし、焼き餅にして食べるってのもちょっと気が乗らないでいたのである。だって、いくら小さくても30個以上も一人では食べる気にならない。
さてどうしようかと思い悩みんだ末、ぴたっと(すいません、くどいですが娘は幼少の頃、ぴかっとひらめくぴかっとくんを、ぴたっとくんと言っていたのが未だに可愛くて。親ばかです。)きたんであった。

そうだ油で揚げて揚げせんべいにしてしまえ。せんべいは米からできてるし、焼くより揚げた方がもしも品質に問題があったとしても、こちらの被害が少なくてすむだろうと思ったのであった。

ひとつひとつ袋からだし、2cm角くらいの四角に切って(四角の時点でもはやせんべいではないわな。)素揚げをし、ボールに用意した砂糖醤油をまぶした。

予想したものとは違い、単なる揚げ餅になってしまったけど、いやに美味しい。
お皿にてんこ盛りしておいたら、おじいも夕食を食べ終えたのに、ぼりぼりと囓っている。

そうなんだ。なんだか食べ出したらとまらないのである。まだ冷め切っていないからそれほど硬くなっていないので食べやすいのである。

ここのところ毎日少しずつ掃除をしているせいであろう。体重が少しだけ減ってきていて喜んでいたのに、もしかしたら今日の餅であっという間に元どおり!なんて事になってしまっているかもしれない。ああ。


と、ここで気づいた。お腹の具合は全然悪くない。おじいもトイレに駆け込む様子もない。

こりゃいいぞ。やっぱり個包装の餅は、特別な仕様でなくても非常食になりうると確認出来たのである。

お腹の具合で気になる事が別にあるのだけど、それはまた明日くらいに。


で、昨日の娘だ。
たまにこうして語り出す娘は、面白い。直接聞くと、ちんぷんかんぷんなのだが、文字を自分のペースで追うとなかなかどうして、少しは分かる気がするものである。
これは、普段地球からは見られない月の裏側を見たようなおもしろさとでも言えばいいのだろうか。

もう月は昨日と違う大きさに見える。時間は止まらない。あれもこれも動いている。だから生きていけるんだな。

てな事しか書けない母から こんな娘ができてくるって 不思議で面白いなぁ だな。