そんなつもりじゃなかったのに

息子が保育園の頃から、毎朝二人で一粒ずつ小梅を食べていた。一人で毎朝小梅を食べることもしなくなったので、今年も梅干しをつけるのをやめておこうと思った。同時にさと梅(義母は青梅と氷砂糖だけを瓶に詰めていたものをこう呼んでいた)を作るのもやめだなと思っていた。昨年は十数粒ついた庭の梅の木に、今年は実がひとつも(今のところ一つも見つけられないでいる)付いていないから、ということもある。梅の花がとても少なかったけど、まさか一粒も結実しないとは思ってもみなかった。さみしいことだけど、今年は梅を漬けるのは無しね、のつもりだった。

昨日の昼過ぎ。おやじのおばさんから、青梅があるから取りに来なさい、絶対に取りに来るように、の強いお達しをうけ5キロの青梅を貰ってきた。
ああ、結局さと梅を漬けることになってしまった。梅酒になってる瓶がまだ二瓶もあるので、新しい瓶と氷砂糖を買ってきた。さあ、今から漬け始めよう。


もひとつ、そんなつもりじゃなかったこと。
生協でカタログ購入したダイエットスリッパが届いた。もう10年ちかくかかと部分のない小さなスリッパを履いているので、それも同じようなつもりでいた。こんな風なヤツ。私のは初恋じゃないけど
が、大間違い。見た目はこんな感じ(私もピンク色ね)なんだけど、私のは後ろからつま先の方へ底が45°くらい上り坂に傾斜していて、真剣につま先立ちをしないと体がまっすぐにならないように出来ているし、指の下はもう直角になっていて指を置く事ができないようになっている。伝わる?(あ、写真を撮ってのせればいいのか。いいや、面倒だから想像しておくれ)
ご飯の後かたづけの時に履いてやってみた。キツい。きちんと立とうとすれば、5本指がグッと開き、しかも指先はスリッパの先に出ているから、体重がその指の間にグッとかかるというあんばいだ。いたい、すごくいたい。かかとを降ろしてしまうと、指先が上がってかかとが床に着く、という具合なので、しゃんとしないと後ろ体重になってしまうので、かかとを降ろしっぱなしには出来ない。必然、前に体重をかけながらちゃわんを洗うとすると、指の間に力がかかっていたいし、ふくらはぎは緊張してるので、つりそうになるし、それでもスリッパを脱ぐのは負けちゃうみたいで悔しいから、片づけ終わるまで履き通した。
その後、すぐ塾の送迎をして家へ戻る時に、家へ続く上り坂がなんでかものすごくえらい。足がとても疲れてしまってだるいのだ。
あ、あのスリッパのせいかもしれない。こんなつもりじゃなかったのになぁ。

思い通りにならなくて 経験して 覚えたことがたくさん その方が面白いかも 人生は かな。