人がいっぱい。

そういや、先日大阪市立美術館でやってたギメ東洋美術館の浮世絵展にいけなかったなあ、と悲しくなりながらちちから頼まれた若冲展の図録を買いに近所の相国寺まで行ってきました。
日曜日ということもあって結構な人出だろうな、とは思っていたのですが、行ってみたらあらびっくり、入場までに90分待ちの長蛇の列がそこにはありました。今日は暑かったのでみんなぐったりしてました。
拡張機からうるさいくらいに繰り返されている、中に入ってもゆっくり見られないことを御了承くださいといういい訳じみたアナウンスにあきれながら、退屈そうに音楽を聴いたり立ちながらもくもくと本を読んだり気のないおしゃべりで時間をつぶしている人たちの横を抜けて図録を買ってきました。
それにしても、若冲はなぜこんなに人気なのでしょうね。今回の異様なまでの(私はルーブルとかウフィッツィとかでなしに美術展に並んで入るってのが信じられない)人気っぷりは先日この若冲展を盛り上げるためにか流された深夜のテレビ番組の影響もかなりあるかとは思うのですが、それにしてもすごかったのでちょっと驚いてます。
そういえば何だかここ数年ひどく若冲の名前を聞くような気がします。たぶん私が高校生の頃に結構はやってて、私も美術館に見に行ったことがあるような気がします。鶏が気持ち悪かったし、ねこがかわいかったような気がします。たぶんですが愛知県美術館なような気が。なんか結構高い階だった気がするのですが良く覚えていません。その頃のブームは終わるどころか続いているってのがすごいです。
あと、なぜ若冲って琳派と一緒に展示されることが多いんでしょうか。同時代だからなのかなぁ。むむ。狩野派とは違うんでしたっけ。どうでしたっけ。むむむ。
ワイルドは作中でアカデミィを人が多すぎて絵が見れないか、絵が多すぎて人が見れないと文句言ってますが、確かにどっちにしろ何かを観るには不都合でしょうね。

今年の秋に京都国立博物館で開かれる狩野永徳も結構な人出になるのでしょうね。