すでに寂しい

先日、宿泊延長したために申告準備の時間が少なくなったのを嘆いていたら、娘が「じゃあ公立大の受験の付き添い代わってあげてもいいよ」と、軽く言ったのですっかりその気になっていた。そしたら当人はそれほど重要視していなくて、娘の最初の予定のTOEICなにやら試験が受けられなくなった時点でバイトを入れてしまっているのだいう。
それを、無理矢理都合つけて(迷惑をおかけした方にはほんと申し訳ない気持ちです)くれて、今日からまた1泊ではあるけれど東の国の人になっている娘と息子。
娘が受験生になってからは家族で旅行もできなくなっていたので、こんなふうに姉弟で出かけるなんて事は、こんな機会でもないともう出来ないだろうから、楽しんで欲しいと思ってる。

先日合格した私大が第2希望くらいだったから、明日の公立大学の受験校よりそちらへ行きたい気持ちが強い息子は、今の時点で受験するかどうかがはっきり決まっていない。というより、木曜に帰宅してからは、ほとんど勉強してない状態だ。
それに、明日の朝には第一志望校の一つの結果が分かる。そこに合格出来れば、それこそ受験は必要ないことになり、本格的に住まい探しをしなくてはならないことになる。
というわけで、今回の姉弟の旅行は純粋に楽しめる旅行ではなく、住まい探しの足がかりをつけてくる、という重要な使命を帯びている。そんな中でも、二人でいることを楽しんで欲しいと思うのだ。

ああ、これでほんとにおじいとおやじと私の年寄り3人生活が始まってしまうのだなぁと思ったら、まだ1ヶ月も先の話なのに、寂しくて寂しくて昼間のしんとした家の中で一人でぽそぽそ泣いていた。

三年前、娘が京都へ行った時には、家には高校生の息子がいた。寂しくて仕方なくても、同じように寂しい気持ちの息子と話すことで娘の、息子は大好きな姉のいない生活に慣れていった。今度はどうやって私は寂しさを紛らせていけるのだろう。

そんなことを思った  しんみりと 静かに寒い 春の夜 ってな感じだね。