全入時代

大学受験の為の宿泊予約を終えて、いよいよセンター試験まで2ヶ月を切った。
予備校の自習室での勉強を終え最寄り駅に着いたら、小学校の頃の同級生と会って、少し話をしてきた、といつもよりほんの少し遅い帰宅をした息子が言う。
受験勉強などとはほど遠い高校生活を送っていたその友人は、大学合格したという*1
自分でも全然勉強しなくて大学合格しちゃったって、息子に言っていたという話だ。

それを晩ご飯を食べに来たおやじに言ってみた。
「俺、そんな学生教えたくない。なんにも知らん学生を教えなきゃいけないその大学の先生に同情する。一体何をどうやって教えるって言うんだ。」って言う。

大学全入時代のこの先に何が待ってるんだろう。なんの努力もしないで世の中を泳いでいけれるってたかをくくってる若者たちの方が、息子たちのように懸命に受験勉強をしている若者たちより圧倒的な数を誇っているんだろう。

今は死語かな。 若い時の苦労は買ってでもしろ。 一体どれだけ母親に言われたか分からない言葉だ。
苦労なんざ、買いたくもなかったし、買わなくても少々の苦労は負っていたと思っていたけど、今振り返ってみれば、若い時だったから堪えられた苦労だったし、それがあって今の自分あるんだから、それはいい経験だったと思っている。

すまさんたちが可愛くて仕方ないのは、懸命にプロに拘ってきたその気持ちに共鳴出来るからなんだろうな。
でもなかいさん、その髪はいつまでそのまま?  と言ってみたくなる。

*1:あの破廉恥教授が再逮捕された時に教鞭をとっていて一瞬全国ネットで放送された大学