とばっちり

息子はこの9月で満18歳になった。生まれた時から掛けていた学資保険も満期になり、満期返戻金をもらうと同時に息子にかけてあった生命保険も切れてしまうことになった。
大学生になった時のためにもう一口掛けてあるのが満期になると、いよいよ息子の保険が無くなってしまう。

郵便局の保険係が満期の手続きに家へ来た時の対応が、なんだかとても横柄で、すなおに保険を継続する気持ちが湧かなかった。
第一、かんぽもゆうちょのお金もあめりかの赤字解消のために渡してしまうらしいじゃないか、というと、
そのおじさんは、もういくらか(ほとんど?)はあめりかへあげてしまっていますが、まだ少し残ってますし、みんえいかと言っても、まだ今は公しゃなので、今の内に保険を掛けてもらえば、なにかあっても必ず国が保証してくれますから、入るんならいまだよーーー。といい、
言外に、入んないの?バカだねーってな感じの空気を作っていた。

なんだかしゃくに障って、
だいたいこく民一人あたり何百万(百万?)も借金背負ってるって話なのに、何を根拠に絶対大丈夫なんて言えるんだ?というと、
国だから絶対大丈夫って、そのおじさんは言い切った。

ま、まだ一口ありますから、その時にまた考えます、といってその場は帰ってもらった。


生命保険て結局は掛ける方が損するようになっている事はおぼろげながら察することはできる。ただ、もしもの時の為に、の保証の保険なのだから、全く掛けないでおくと言うこともできない。ただ、その仕組みがよく分からないので、一体どこの保険会社を選べばいいのかと、悩んでいた。

そうだ。生協のチラシに共済のすすめが頻繁に入ってくるから、あれをちょいと検討してみようと思い、息子の年齢を記入して、見積もりをお願いして置いた。その後、案内が届いたのでちらっと読んでみてもよく分からないから、きちんと係りの人に話を聞いてみようと思っていた。

そこへ、バスの事故だ。
今回は追突されたので、当方には全く責任がない。いつもなら、お互いの保険屋さん同士でどんどん話が進んで、示談までたどり着くのにそれほど嫌な思いをしたことがない。
が、今回はちっとも話が進まないばかりか、被害者である家が、なんでこんな嫌な思いをしなきゃいけないんだ?という状況になっている。
それもこれも相手方がJAの共済に入っていたためだ。第一、事故を起こした当人から直接おやじに一切の連絡が無いってどいうことだ?と、むかっ腹がたつが、それはこの際横へ置いておこう。

家へ連絡してきた担当の電話が面白くないのだ。杓子定規に、フローチャートのように物事をすすめようとするだけで、被害を被った相手方への連絡係だけすればいい、という態度が電話口からあふれてくるようだった。

おやじはこういう事が続くと、対応するのをすぐにめんどくさがって相手の思うつぼにはまる*1

今までは加害者になることがほとんどで、私も一緒に何度相手方に謝り行ったかわからない。相手方への謝罪がまず第一にすべき事だと思っているから。運転者がバイトの子でも、雇い主であるおやじが責任を負うのは当然だからだ(道交法上は違うけど)。その後は保険屋さんに任せてきて、問題が起こったことがない。
JAの自動車共済ってのは、加入者の権利を決められた範囲内で守るって仕事しかしない。

共済ってそんなものなのだろうか。
今まで共済ってものにきちんと関わった事がないので、このことで一気に共済のイメージが悪くなった。


そんなとこへ、お昼に生協の担当の人から電話が入った。見積もりをした共済の件だという。


今は、そんなこんなで共済って少し信じられない気分なの、生協のとは違うって分かってはいるけど、今まっただ中だから、ごめんね。また、何ヶ月後には必ず連絡するからと、電話を切った。

家へ電話をしてきた担当には全く責任もなく、ほんとにとばっちりも良いとこだが、タイミングが悪いというのはこんな事なんだな。

と、少々くらい気持ちで書いているうしろで、

♪けっこーけっこーこけっこー さんば さんば やきとりさんば
くったやきとりなんば? さんわ? やきとりさんば♪

てな、曲が流れてきて、ふっと気が抜けた。

あーお酒が飲みたい。でも帰宅の遅い息子のお迎えが終わらないと飲めない。

早く帰ってきて そしたら私もお酒が飲める  てか。

*1:本質はジャイアンなのに結構いい人ぶったりする。で、面白い事発見。本屋で見つけたネタ。ジャイアンとおやじは誕生日が一緒。やっぱりジャイアンじゃん。