3年ぶり

息子の受験準備の為のインフルエンザ予防注射を受けに、子供たちが小さい頃からずっとかかりつけにしていた小児科に行って来た。私は娘の時からだから、丁度3年ぶり。息子も中2か中3の日本脳炎の注射以来だから、3・4年ぶりになる。
その当時の看護婦さんは一人も残っていないが、先生は息子のことはとてもよくおぼえいてくださり、なじみの患者さんのように声をかけてくださる。横に立っている看護婦さんが少しいぶかしげなのが面白い。
先生の前に座った息子に、
「あ、息子くん。え!受験?大きくなったねー」ととても感慨深げに仰ってくださる。
「息子くんに、もらったお土産、韓国の木彫りの鳥。まだ飾ってあるんだよ。」
なんて、嬉しいこと。思わず泣きそうになりながら、横から私が「ありがとうございます」という。
今はそんな小さな優しさが身に染みるのだ。

私も一緒に受けるので、体温を測ったら37.5度ある。あれ??全然そんなつもりはないけど、おかしいなぁ。7度五分以上は予防接種が受けられない。受付へ体温計と問診票を出しに行ったら、
「もう一度計り直してみて。これじゃ受けられないかもしれないから。」と言われて計り直した。
同じだ。
「じゃ、今度はこの水銀計で5分計ってね。」と言われた。
体温を測るなんてそれこそ、3年前の接種以来かもしれない。
体温を計ってるうちに時間になってしまったので、脇に体温計を入れたままお部屋を移動した。
水銀は、37.3と.4の辺りで止まっている。
看護婦さんに、「微妙ねぇ、先生と相談しましょ。」と言われながら先生の前へ座った。
「咳とか鼻とか風邪の症状はありますか?」
「いえ、多分寝不足が続いてるので、そのせいかと思います。」
の話の後、聴診器をあて、のどを見て、
「あ、大丈夫ですね、打っておきましょう。」
ということで、予定通り2人で注射を打ってきた。

感情で体温が上下するってことを、初めて体験した。

お!体の中が燃えてるからか、体重が少し減ったぞ。ま、食欲も少しなかったけどね。
多分、もう大丈夫だろう。


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