よかった、とてもとてもよかった

藤原はこの数ヶ月でとてつもなく大きくなっていた、と私は感じた。いっぱしの舞台人になっていた。
ライフ〜は大きく高く飛び上がるために、ぐっと体を縮めている、そう、大人の男になる為の過渡期だったのかもしれない。
絶賛を浴びてたハムレットを私は直接見ることは出来なかった。映像で見たハムレットより、今日目の前にいたオレステスの方がすごみあった。演じているのではなく、オレステス当人がそこにいるように感じられた。

今ある自分に不安を感じて、イギリスへの長期留学を希望していたらしい藤原だが、オレステスが千秋楽を迎える頃には、そんな不安は消え去っているのではないかと、私は思った。

ですのイベントで見た似合わないしょぼ髭っぷりが、目の前にいたオレステスでは全く別人だった。
ロミオから見始めた藤原で初めて、おとこ を感じた。


が、根はスマファンの私。同じ東京にいるスマに少しでも近づきたくて、観劇後、舞台の感激も醒めやらぬまま、ドームへと移動。途中、ツアーバックがどんどん目に入ってくると、体の中からすまへの想いがふつふつふつふつと湧いてきた。その熱い思いを胸に秘めながら、グッズだけ買い、爆譲姐さんを横目にしながら東京駅へと向かった。

とてもとてもしあわせな一日だった。 なんだかみんなに ありがとう