わからない

私がファンになってからの藤原舞台はNさんのお陰もあって見逃しているものはない。だけど過去の舞台は映像化されていても、手に入れられないものは見る事ができないでいた。ずっと見たかった『唐版 滝の白糸』もNさんのお陰でやっと見る事ができた。
わからない、台詞もその意図も。いったい何が言いたかったのか、一度見ただけではさっぱり分からなかった。残っていたHPはお気に入りに入れてあったので、も一度そこへ行ってみたけど、やっぱりさっぱり分からないままだった。
てなことで、また読まなきゃいけない本ができた。これは捜さないでも家の本棚にある(泉鏡花集成)。老眼眼鏡をかけないで読める本だといいのだけれど、文庫なので私の目が頑張ってピントを合わせなきゃいけない。
視力がいい それだけが私の 自慢だった のになぁ。

明日は入院中のじゅんちゃんに会いにいく予定でいる。今日じゅんちゃんに会ってきたおやじのいとこのおねいさんに電話で様子を聞いてみた。酸素マスクをしてはいたけど、私が会いに行っても大丈夫そうだなと思ったくらいの元気さだったということだ。そのおねいさんの忠告は、
「普通にね、普通にね、絶対泣いた目をしてちゃだめだよ、あくまでも普通にね。」だ。
おねいさんも私も、じゅんちゃんは自分の事が分かっていながら、お見舞いの人たちには苦しくても元気そうにふるまっているんだろうと、思っている。
その想いに応えなきゃいけない、そんなつもりで明日じゅんちゃんに会いに行く。
いつものような私とじゅんちゃんでいられますように。