世界的フィーバーなるか。

キリスト教的観念がほとんど根付いていない日本でも特番をつくってまでがんばって盛り上げようとしているだびんちこーどですが、この特番は面白い。聖書の闇とかたまらん。ちなみにイエスのそばにいた女性といえばマグダラのマリアですが、これはあんまり知られてないみたいです。そんな状況の日本ではキリストは実は結婚してた!とか言う暗号の物語は意味を成さないんじゃないのか、とこの作品のこけっぷりが目に見えるようでちょっと悲しい。読んだことないけれど。薔薇十字とかカバラとかの超有名どころキリスト系(ユダヤ)秘密結社の暴露本がヒットしないかな。でも今も細々と続いているだろうから無理だろうなあ、殺されるし。
どうでもいいんですが、モナリザを見ると、太ったモナリザの絵の横に「コオナルト・ザ・ピンチ。」というキャッチフレーズがあった味の素の広告をいつも思い出す。
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だんだんと話が大きくなっていくなぁ。モナリザで終わりかと思ったのにいきなり聖杯伝説だよ。びびる。聖杯伝説といえばやっぱりアーサー王伝説ですね。こないだとどいたアーサー王伝説4巻(ありがとう、おとうさんおかあさん)に詳しく書いてあるだろうから楽しみ。
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なんだかすべてが中途半端な番組だったなあ、楽しかったけれど。しかしキリスト教は本当に土着信仰になっているということが垣間見えました。そりゃ世界的ヒットもうなずける。誰でもダビンチコードが楽しめるでしょう。西洋古典文学の中においてキリスト教的観念が見られない(関連性がほとんどない)作品を探すのが難しいくらい浸透していたわけだし、いくら最近薄れてきたにしてもそういうものが受け入れやすい土壌がもう壊しようがないくらい堅く根付いているのがすごいと思う。