一時帰宅

とらの血液検査の結果を獣医さんがお昼に電話で知らせてくださった。なんだか微妙な数字なので、できれば入院を継続して点滴を続けるのがベストだという診断だ。
ただ、そろそろ入院のストレスも溜まっているようなので、退院が不可能が数字ではないから一度帰宅をして、気持ちを落ち着かせて見るのも一つの方法だろうともおっしゃる。
私は昨日とらに、明日は迎えに来るからね、と約束をした。その時の不満げなとらの顔を思い浮かべると、今日もまた帰宅出来ないと、とらに言うことができない。
これ以上同じ腕で続けると血管によくないので、ずっと固定していた点滴の針を、午前中には抜いてあるという。もう一度点滴のはりを刺す時は違う腕にすることになる。その間を2日くらい開けても、とらが急変するとは考えにくいともおっしゃる。
ということで、夕方息子と一緒にとらを迎えに行って帰ってきた。点滴代わりの栄養剤を皮下注射してあるので、どよよんと眠そうな顔をしてるのはそのせいだと思いますよ、と言われたとおり、なんとなくまったりしてる。
そのまま家で大人しく寝てれば丁度いいと思ったのに、家へ着いて少しだけ猫缶を食べたら、もう外へ出たくて仕方ないそぶりをしている。玄関の扉の前で座って、開けてくれと、人の顔を見上げていた。そばで息子が見守っている中、我慢出来ずに、自分で玄関の戸を開けてお出かけしていった。一人(匹?)で外へ出ていくことが心配で仕方のない息子が一緒にお供をしていたが、追いかけきれずに戻ってきた。
基本的にお出かけは反対だからね、ととらにこんこんと言いきかせたお陰か、1時間ほどして帰ってきた。一通り見回りをして帰って来ましたって感じだ。これでやっと家でゆっくりできるといった具合に、いつもの座布団の上で丸くなった。
とまぁ初めての入院から退院の様子はこんなところかな。