晴れ舞台

私が通っていたミッションスクールは毎年クリスマス時期にメサイア演奏会をしていた。オケも合唱も中・高合同で、男声合唱はお隣の(区にある)男子校(仏教学校)のグリークラブの人たちで、舞台の上にいるのはほとんど学生だったような記憶がある。
30年ほどの間に、それが随分様変わりをしてしまっていた。その男子校のグリークラブの人数が少なくて参加出来ないということで、同じミッション系の息子の学校からの参加も出来ることになったらしい。男性コーラスはほとんどOBで、学生服を着て舞台にいるのは、息子と息子の友人二人だけだった。
背広に蝶ネクタイのおじさん達に混じっている、詰め襟学生服の若い坊ちゃん。
かわいい。初々しい息子。立ち位置は確認出来る。が、いくら親子といっても、合唱の中から息子の声を聞き分けるなんて神業は出来ない。そいで老眼グラスを持っていかなかったので、息子の顔もピンぼけ。口をぱくぱくしてるのがかろうじて見える。
演奏はオケも合唱もとても素人の集まりとは思えないほどよかった(ほんとの素人ではないですけど)。ソリストはもちろんプロの方達だが、その方達の足を引っ張るどころか、肩を並べてると言ってしまってもよい演奏だったと思う(多分に親のひいき目もあるだろうけど、自分たちが学生だった頃より随分上手だった)。
舞台の上でライトを浴びてる息子を見ていたら、私まで晴れがましい気持ちになった。ステージママって気持ちいいものなのかもしれない。
なので娘の主演映画もぜひ見たいものだ。

いよいよ明日は藤原の握手会。本当は短大時代の友人達と久々に会う日なのだが、ランチの後友人達の冷たい視線を浴びながら握手会の会場へ向かう予定。はぁドキドキだ。ほんと一人じゃなくて良かったよ。明日はNさんと一緒にドキドキドキドキ、きゃーーーっ、だ。明日に備えて今夜もお薬を飲んで早く寝よう。ビールもちょと。