泣く

HDDさっぱりキャンペーン中なので、ずっと以前に録ってあったWOWOWで放送された蜷川演出の『メディア』を観た。
自分が産んだ子供だから自分が殺してもいいという理屈が分からない。エゴイスティックなメディアを、微塵の同情も寄せ付けない演技で客席を圧倒させた大たけしのぶって女優はすごい。
観ていてずっと苦しかった。息苦しくなってしまった。それは飲みながら観ていたせいではないだろう。子殺しの場面で涙は出てきたけれど、哀しくて泣くという感情とは違う気がした。
コロスって道具になるの?殺されるから悲劇と言われるの?戦争も悲劇なの?
人が人を殺さない時代なんてないんだ。人の歴史のどれくらいまで遡れば人が人を殺さない時代に出会えるのだろう。
あ、太古の昔の八百万の神々もオリンポスの神々も喧嘩してた。つまり戦争が無くなる事は無いんだ。人殺しの血はどんどん濃くなっていくのだもの。
あ、なんだか変なことになってきた。気持ちをリセットしよう。
昨夜もそんなつもりで「シティーボーイズ」を観たけどそれほど楽しくなかったなあ。
SMAP×SMAP」に期待しよう。こうして人は気持ちのバランスをとりながら生きてくのだな。