いまさらですが。

四国旅行の続き書きます。イタリアはどうしよう。ま、べつにいいよねー。
9月のに引き続き再び1日目。そういや気づけば1ヶ月以上前だよ!
12時半過ぎに、3時間の電車の旅を終え、着いたは香川の高松。高い建物がない。べたつく海風。台風のせいか不穏な空気。目の前の立ち食い讃岐うどん。思いましたね、あぁ、四国に着いたんだ、と。
まず改札に人がいることにびっくりしつつ(のちのち(経験で)わかることだけれど四国には自動改札がない。そのため切符はすべて裏が白紙!ひゃー)、とりあえずはこの日は高松泊なので荷物を置きにホテルに向かう。が、予定のホテルは駅から徒歩5分なのに着かない。二人とも徹夜でへろへろなので別に遠くない距離かもしれないけれど、いやに遠くに感じる。駅15分のオークラホテル(1泊2人で9000円)にしなくてよかったねーとうなずきあってててこてこテレビ局の横を歩く。と駐車場に「ズームイン朝!収録時のみ立ち入り禁止」という看板がある。へぇ。
ホテル着。いかにも人のよさそうなおじさんに荷物を預けて琴電(香川ローカル線)の駅へ。遠かったーとかいいながら駅に着くと、友達が18切符忘れたとか言い出す。うー、帰りはJRで帰ってくる予定だったのでないとかなり損してしまうのでしょうがないから取りに行くことに。友達はなんか城跡が見たいとか言っていたのでそっちにいってもらい、私がとことこと歩いてとりに行く。途中で猫と戯れたりしながらアクティブダイエットを飲みつつ切符を取って帰ってくるとお金をとられるのがいやだからすぐ史跡から出てきていたのでそのまま合流し、琴電に乗り込む。讃岐うどんのたびへ、ごぅ。
まず、るるぶで見たてんぷらうどんがおいしそうな「義経」という店に行こうと片原町で降りる。三越のすぐそばにあるというその店を探し回るが見つからない。30分歩いても見つからない。電話してもつながらない。さすがにぐでぐでになって、あきらめて他の店に入ろうとしたそのとき!
目の前にあるではないか!何度も何度も通り過ぎたであろうその場所に!うれしがって駆け寄るが臨時休業の張り紙が。・・・やってらんないよ。しょうがないから近くにあった「山鹿」という店へ。
とりあえずてんぷらうどんを注文して待っていると友達の釜揚げうどんが先に出てきてしまい、私のがまだまだかかるといわれた。すると、なんとお詫びに、ということで一皿うどんを出してくれたのです!コシの強い麺と濃い目のしょうゆとちょっとのっかたしょうがが絡み合っておいしい。で、食べながらまってるとてんぷらうどんが。するとまたお店の人が普段は入れてない野菜のてんぷらも入れといたから、と。あと、一人だけにサービスしたらわるいから、ともう一皿今度は友達に出してくれる。そんで釜茹でってどんなんですか?と聞くと食べてみる?ということでさらに一皿!しかも、金比羅山にいく、といったらもうすぐ電車の時間だから走ったら間に合うよ、と道まで教えてくれたのです。あぁ、なんて優しい人たちなんだ!本当にほんとうに感動。
ちなみにあったかうどんのだし汁は煮干ベースでさっぱりとした味わいで、かまゆで、冷たいうどんのベースである濃い口しょうゆのしっかりした味わいとは大分雰囲気が違うかんじです。おいしい。
さて、予想外におなかがいっぱいになりつつも2軒目に。琴電陶駅で途中下車。しかしひたすら山ん中とため池(!)の風景が広がり、この陶駅もあまりにも何もなさ過ぎて正直降りてから不安になる。とりあえずこっちだろうという方向にあるきだす。すると目印になる「赤坂治療院」のさび付いた看板が。しかし本当にただの民家にしか見えず、不安になりながらも回り込むと目的の場所「赤坂製麺所」の看板がありほっと一息。
が、中に入っても声をかけても何の反応もなく??となり先ほどの治療院の看板の隣の入り口から覗き込むとおばあさんが郵便の整理をしていたので呼びかける。が、聞こえていないのか反応なし。大声で呼ぶとやっと気づいてくれてお店へと向かう。いやに語尾が延びるしゃべり方のおばさんで、うどんなにがいいかえーらんでーねーー、といわれる。
メニューは煮干だしと生醤油とのどちらかであったかとつめたいが選べるだけ(つまり4種類ということ)という非常にシンプルなメニュー。で、それぞれあったかだしとつめたいしょうゆを選び待つこと1分。しょうゆは自分でかけぃ、ねぎは自分で切れぃ、とのことなのでそれぞれねぎを載せ、私はしょうゆをかけて表の縁側に座って食べることにする。
で、いただきます。一口すする。・・・。目からうろこ。本当においしい。うどんがこんなにおいしいなんてありえるんだろうか。ありえない。いやしかし、本当においしい。
二人ともおいしいおいしいといいながら夢中で食べる。途中お互いのを交換して食べるが、また味付けが変わり、おいしい。いままでのうどん観が覆されるほどである。二人ともおいしいとしかいわずにひたすら食べ続ける。わうわう。
ここがどんなところか、というのはここを見てもらえればよく判ると思いますが、本当においしかったです。四国行く前にこのページ見つけられててよかった、と心底思ったよ。
さて、お客さんが記帳するノートに京都から来ました、とかいて再び琴電に。胃もたれしそうなおなかを抱えていざ金比羅山に。



あぁ、ねむい、また途中になってしまいましたが寝ます。ぶちぶちでごめんなさい。