ご縁

もえぎさんが大群で押し寄せる豆攻撃にあえぐ私を救ってくださったお陰で、豆攻撃に太刀打ちできたわけで、たくさんの実エンドウは家の冷凍庫へ無事保存できた。お友だちはありがたいなぁって思った次第。
クール宅急便も無事に予定通りに配達してくれたらしく、届いたその夜に豆を食べてくださった。早速感想を日記に載せていてくださっていたので、おじいに「東京の友だちが豆が大きいってびっくりして、美味しいって言ってくれてるよ」と報告したら、平静を装いながらもまんざらでもない様子だった。
元大工のおじいは禰宜さんの家系なんだけど、おじいのおじいさんは小さな村の禰宜さんだったのでそれだけでは食べていけず、農民でもあった。なのでおじいは大工になる前は農家のせがれだで、米こそは作っていないけれど、今でもその村に畑を持っている(禰宜さんはおじいのいとこの方へ継がれていった)。
お義母さんが亡くなった年は、抜け殻のようになってしまっていて、頼まれる大工仕事をほとんど断ってしまったので、その年から大工は実質引退してしまっていた。
お義母さんが元気な頃には、毎週日曜に二人で畑仕事にでかけていた。義母が亡くなってしまってからも、大工仕事は辞めてしまったけれど、畑仕事はずっっと続けていた。おじいの育った家は残っていないが、幼なじみはたくさん村に残っているので、妻を亡くしたとてつもない寂しさを畑仕事は和らげていってくれたのだろうと思う。
そんなおじいの作った豆が東京の人の食卓に上ったというのは、おじいとしてはあり得ない出来事だったじゃないだろうか?昨日くらいは少々ご機嫌斜めだったのが、今日の夕方には普通のおじいに戻っていた。ということで、もえぎさん、豆をもらってくださって本当にありがとう。
スマさんのお陰でたくさん出来た素敵なご縁は大事にしていきたいものです。