夕刊の記事から

1948年生まれの京都大学大学院博士課程修了専門は社会学東京大学教授 上野千鶴子さんの記事。
ツイッギーのミニスカートの写真と一緒に載ってた記事の文末から

英国生まれのミニが、日本でブームとなったのは日本という文化的文脈と切り離せない。日本では「女性性」が少女性や幼児性と結びついている。外国では成熟した女性が欲望の対象になるのと対照的だ。ミニが定番化した背景には日本女性の幼児性願望と、他方に日本男性の幼女指向があると思う。特に女子高生の制服の中にミニが定着したのは、彼女たちに大人になりたくない願望が強いからだろう。体は成熟しているのに幼女の格好をする。性的挑発と幼児性が同居しているのが日本型のミニの消化の仕方だった。ミニからは、日本の性文化も浮かび上がる。

私たちがセーラー服を着ていた頃は、何とかしてスカート丈を長くしようとしていた。スカート丈が短いと幼児性願望が強いのならば、1958年産まれの私たちは、はやく大人になりたいと思ってたってことなんだろうか?そうか・・・?年相応な成長をしてきたと思うんだよな。
自分が親になってから小学校の先生と面談をした時に、最近は学年の割に子供っぽい子たちが多いです、とよく言われたものだった。その頃の女子学生は今程スカート丈は短くなかった。本当にスカート丈と幼児性って関連があるんだろうか。はなはだ疑問だ(って言ってみたかっただけ)。