飛躍する恐怖。

今日はすっごい怖い夢を見た。よく覚えているから内容を書いてみる。

私はどこかの古い神社にいてそこには何故か動物の死体が転々と落ちている。そしてそれらはひどく大きく、そして一部が欠損していたり、口から血を流していたりと無残な状態だ。それらの死体の横をすり抜けて先へと進んでいくと、ちょっとした人だかりができているところがあり、その輪へ加わるとその中には下半身しかない犬の死体があった。それはどうもその場所から掘り出されたものらしく、その脇で学者らしき人物がある口上を述べている。それはこの犬の死体はある妖怪の下半身であり、それの上半身をつなげることによって何らかの現象が起こる、もしかしたら再生するかも知れぬ、ということであった。その妖怪とは上半身がある動物で、下半身が犬、というキメラ生物でありいわゆる伝説上の生き物であるという話であったが、どうも私はその妖怪に覚えがあるらしく名前もわかっていた。(その場で確か鵺だ!といっていた気がするが鵺自体は犬は入ってないし、もっと違う名前だった気もする。)そして、別の場所で掘り起こされたのか、単純に犬の死体と繋げる目的で手に入れたのかはわからないが上半身しかない動物の死体を実際に繋げてみようとしているらしく、学者は非常に興奮していたが、私は何故かはわからないがものすごい恐怖感を感じ、止めるべきだ、と意見を述べたのだが彼らは聞く耳を持たずまさに行動に移さんとしていたため恐ろしくなりその場から逃げ出した。私を支配していた恐怖感は、その妖怪は悪意の塊のようなものでその悪意が解放されたとき世は悪意という恐怖に覆われてしまう、という根拠のない実感から来るものであり、その悪意が復活したときには地面が鳴動する、という伝説めいたものを知っていたためであると思われるがそんなことはどうでもよくとにかく非常な恐怖があったためその場から逃げ出したのである。そして全力疾走で自分の家に一緒いた人と走り帰ったわけだが(こんなときも私の部屋汚いよ、じゃあ中入れてくれないの?、いやこんなときだからしょうがないよ、という会話を交わしていたのが悲しい。)、マンションのエレベーターに乗っていたら電話がかかってきてあなたの家の周り何か黒い影が取り巻いているよ、といわれたため身体を低くしながら部屋に逃げ帰る。そして窓とカーテンを閉めて布団の上で身体を低く寝そべっていたところで、目が覚めた。

起きた直後もすっごい恐怖が私を覆っていて誰かにそばにいてほしかったぐらいなんですが、時計を見たら確か午前11時ごろでした。そしてまた二度寝をして今度は昼の3時ごろに起きて、ウンナンの芸人祭りを見てぼけらーっとそのまま夕方のニュースを見ていたわけなんですが、そんとき今日の午前11時ごろに福岡のあたりででっかい地震があったのを知ったわけです。・・・福岡の人たちの恐怖を感じ取ったんでしょうかね。夢の中では妖怪復活時には地震が起こる、という話だったわけですし。・・・いったいなんだこれは。あぁ、怖い。ちなみに夢の中では地震は感じなかったわけですけどね。でも妖怪、というか悪意の塊は復活していたわけですし、何かしらの関連がある気がしてならないのですが・・・