嵐コンに行って嵐に遭う

行きの電車の中からもうスマコンとは大違い。ほんとうに若いお嬢さんが多くて、同じ駅で降りるのが申し訳ないって気持ちになった。悪いねーこんなおばさんが参加して、なんてね。

スマさんたちが未だに悪夢のようだったと話すレインボーホールの右側スタンド席5列目。ほっほう、花道も舞台も近いわー。花道でスタンドを見上げるメンバーの顔がはっきり見える!まぁみんな若くてきれいだわ。特にマツジュンのお顔のはっきりくっきりしてることと言ったら。お習字の墨の文字のようだわ。ニノは猫背で姿勢が悪いのがまた可愛いし、桜井はお坊ちゃんだし、相葉は実際の方がずっと男前で、王子さまと言われるのが分かる気がする。大野くんは見た目は以前TVで見てたよりもちょっとすっきりして見えるのだが、TVや雑誌とあまり変わりがない印象なのだ。でも、歌ったりすると、まあ声がきれいで声量もあるし声が伸びるし、圧倒的に存在感が増す。
ダンスはそれ以上に素晴らしい。体の軸が全然ぶれないからものすごくきれいな動きなのだ。曲調が違ってもその曲の雰囲気の踊りにすることが出来る。ソロダンスはすごくセクシーで格好良かった。ステップがとても丁寧なのだ。

『いざッ、Now』のCDは聞いていたので、ほとんどが分かる曲だったのだが、声の判別が全く出来ない。花道のセンターへ行ってしまうと後ろ姿しか見えないから、よけいに誰が歌ってるのかが分からないのだが、みんな歌が上手い。

嵐の番組を見ていないので、MCなんかでは笑いどころが分からないところもあったのだが、2時間半はとても楽しかった。タテノリでずっと踊ってたので、家へ帰って体重を量ったら、もう20年近く見たこともない数字に再会する事が出来た。息子にそう言ったら、毎日ライブへ行ったらものすごくダイエットが出来るねって。毎日毎日際限なく減り続けるとでも思ったようなものの言い方だった。

スマ友さんと二人で並んでいたので、ついついスマ兄さんたちに置き換えたりして、嘆いたりしてたんだけど、私たちはやっぱりくどくてしつこい時があったり、グダグダでヘロヘロでダメダメなおっさんたちのSMAPを好きなんだねーと会場を出た後に飲みながら話をしていた。

とにかくメンバーもお客さんもお行儀がいい。MCを仕切ってる桜井は、言葉遣いは木村さんにそっくりなんだけど、慶應ボーイが話す木村語のようで、お上品な雰囲気なのだよ。
アンコールでもほとんどが席を立って帰ったりしないし、ましてや途中で誰もトイレに立たない(私は見なかった)。
会場もライブのサイズも丁度いい。お客さんを楽しませるプロの集団だわ、ジャニーズは。

ほんわか楽しい気分で会場の外へ出たら、雷鳴轟き稲妻が走り風と共に大粒の雨が舞っていた。ズボンの裾をまくり上げ、笠寺の駅へと急いだ、走らなかったけどね。私たち二人はタイミングよく着た電車に乗ることが出来た。どうもそれ以降に電車が集中豪雨のため止まってしまったらしい。東京から来ていた友人たちはとても大変だった様子。でも無事に新幹線に乗ることが出来たようで、よかった。

楽しかったのよ、ほんとうに。
でもね、でもね、スマライブの時のような恍惚感がないのよ。幸せーーーって気持ちになれるのはやっぱりSMAPよね、ってスマ友Nさんと同じ感慨を持った嵐の夜だった。