ふむ

身毒丸が「おかあさん、もう一度僕を妊娠して下さい」っていうのが、今ひとつ納得いかないでいた。
なさぬ仲の親子関係なのだけど、強い愛で結ばれあったから、何度も何度も同じ関係でいたいって気持ちからの言葉なのだとは思うけど、妊娠っていうのがよく理解できんかった。

で、つぐみちゃんが、施設からこっそり仮の母に電話をして、「おかあさん。もう一度つぐみを誘拐して。」って心から訴えるように泣きながら言うのをみて、あああ、そうなんだ、身毒が言った「もう一度妊娠して下さい」はこれなんだって、今さらながらすごく得心がいったのだった。

生みの母がはぐくんでくれるのなら、子供はそこにすべてをあずけてそこにいられる。そうではないのなら、自分がちゃんと安心して立っていられる場所を子供は探して見つけなきゃいけないんです。

毎回毎回泣きながらみてたmotherの最終回は泣くってんじゃなくて、滂沱といった有様でありました(CMが邪魔で邪魔で)。

なかなかに見応えがあって、自分と母との関係とかいろいろ思わされたドラマでありました。

小学生なのにネグレクトを受けてるから小さい体の子でって、7歳の役を実際は5歳の子役が演じていたわけで(名前が今風でちゃんと覚えられない)。
作為ではないとてもいいドラマだった。
それにひき替え・・・えりこのダメさはみっちーにも通じる気がする。

それをちゃんと言葉にしたいけど、今はまとまらないんでまた何かの機会に言葉にしてみようと思うんであります。