みた

とっておいた『三人吉三』をみた。面白かったねぇ。役者がいいってのは演目を心から楽しめるから、カーテンコール(わうわうは何度かのカーテンコールまで放映してくれる)の時には、同じようにスタオベしたくなったくらいだった。
演目とは関係ないところでどきっとしちゃったこと。
なかむらかんたろうとしちのすけが、恋に落ちる男女の役なんだけど(本当は生き別れの双子の兄妹だとは知らない当人たち)、しちのすけがとても女でドキドキしちゃって、その上、実の兄さんに流し目送ったり、しなだれかかってみたり、恥じらってみせたりが、正真正銘の男女の仲にみえたので、オイそれは・・・と、どきっとしちゃった。親子で恋人役をやっちゃったりすることもある世界だからそんなことはどって事無いかもしれないけどさ、見つめちゃだめかもって変に意識しちゃった。ん?それは狙いか?
歌舞伎のもんのすごく楽しいお祭りみたいなコクーン歌舞伎。一度は劇場でみるぞと、心に誓うのであった。


とっておいた『12人の怒れる男』をみた。みたにんの舞台みたいなのを想像してたら(知らないにも程が・・)、全然違って、ホントにシリアスな話だった。
人を裁くってことをちょっと真剣に考えてみた。
わからない。
私って自分ではしっかり意見を持ってるつもりだったけど、すんごい日和見だったんだわと自覚した。

長芋のに(って私っぽくない?)もとい 長いものにまかれるって楽でいいなぁ なんてさ思ったわけさ。